side:桃葉
…うん?なんか男の人の声どこかで…
「…君は?」
霊さんが私の後ろに隠れながら聞いてくる…私のこと信用してくれてるのかな…?
…それとも私を犠牲にする……は考えすぎか…。
「え~分からない?さっき僕が話してたじゃん!」
さっき…話してた…あ
そうだ。どおりで声どこかで聞いたことあるなって思ったんだ…
「いや、合ってるけど…合ってるけど言い方悪意ない?」
「いや、その通りなんですけど…?」
よく言ってくれた…千兎さん…
「…それで…まだ僕達以外来てないみたいだけど…」
確かにいない…ってことはまだあの部屋にいる…?
「君達が出てくるの早いんだよ?」
…うん。この状況見たらそんな感じがしてきた…
「…作戦会議してるって言いたいわけですか?」
千兎さんは彼を睨む
「うんうん!君達は平和主義?それとも出会ったばっかりなのに阿吽の呼吸?」
「煽ってる~」
子供がこの冷めた対応ってすごいなぁ…中学生だったっけ。霊さん…。
その時…一斉に扉が開いた
と同時に彼女の声が聞こえる
「瀬梨さん!」
「よかった…無事だったんだ…本当によかったぁ…」
彼女は私達に近寄りほっとしたように息をついた
「…あ、この子達が例の三笠さんと同じゲームだった人達?」
「そうそう!…桃葉ちゃん、霊くん。この人は…」
「はじめまして!美夏 梨架(みなつ りか)です!一応アイドルやってんだ~!よろしくね!」
梨架さんはにこにこしながらピースする。
途端、湊音さんの顔色が悪くなる
「湊音さん…?どうしました…?」
「え~どうしたの~?湊音っち~!あ…まさかぁ…」
「…梨架!!湊音さんの前でその話はやめろって…」
…え、なになに…?どういうこと…?
その時、他の扉が一斉に開いた。
「にーしー…あ、これで12人か」
「…本当に…人を殺さなければいけないんでしょうか」
「あら、そんなに暗くしてたら何も始まりませんわよ?もう少し明るくなさい。」
「あっはい…すみません…。」
…これで全員
「はいはーい!それじゃ…まずは自己紹介しようか?まずは……君からね」
彼は私を指差す
「…咲新 桃葉。大学生です…。」
「刃錆 霊。中学生」
「…夜沙月 湊音。よろしくね…!」
「…千………美夏 千兎(みなつ せんと)っす。」
「…ん~っと…美夏 梨架。アイドルやってんだ~!よろ~!」
「…次俺か。木廻 紀伊(きまわり きい)、一応現役警察。よろしく」
…警察…!
「冷条 レワ(れいじょう れわ)。名前の漢字は雫に平和の和。同じく警察。よろしく頼む。」
「えっと…釵 霊(かんざし れい)です!高校生です…!」
「…釵 霊久(かんざし れく)。高校生。霊は妹。」
「あたしは釵 霊華(かんざし れか)!同じく高校生で2人のお姉ちゃん…かな?よろしく~!」
「…アプリコット・ティーですわ。よろしくあそばせ。」
…よろしくあそばせ…?お嬢様なのかな…?
「遊季 凪鶴(ゆうき なつる)です。アプリコットお嬢様の執事をしております。以後お見知りおきを」
「最後は~僕か。」
少し顔が引きつって見えた。
続く
10人じゃなくて12人ですね…もう誰だよ!!10人って書いたやつ!←
…え?おおかみさま、前と物語違くね?って?
あれは「乃亜ver.」というかなんというか…種類があるんですよ()
白って200色あるじゃないですか?そういうことです(?)
今回は「桃葉ver.」ということです()え~はい。
ちなみに湊音と梨架の関係が謎すぎて戸惑った方!!!
とりあえず叫びましょう!!(?)
真面目に言うといつかやりますのでその時までお待ちください!!
コメント
22件
、、、わー(叫びましょうって言われたから素直に(?)叫ぶ人の図)
前のおおかみさんがどんな感じだったか忘れた私です! うおおおおおおおおおおぉぉああああああああああ!!!