注意事項
暴力を振るう要素がありますが私は暴力を推奨しているわけではありません。
それを把握の上、ご覧くださいませ。
湊side
翌日
次の日、また授業を受けて放課後が来た。
何の変哲も無い日常が過ぎていく。…それが一番の幸せのはずなのに刺激を求めてしまう。
…なんかこう…面白い事起こらないかなぁ。
…そんな事を今さら思っているのにも訳がある。
紅蓮は部活、利雨は委員会、知愛は部活…
…いや、俺も帰宅部っていう部活入ってるからいいんだけどね?
でも少し寂しいなぁっていうか…?だからこうして3人の内誰かが来るのを待ってるっていうか…?
…いや、でもなんか…虚しい。
そう思って席を立ち、ある場所へ向かう。
…今思えばこれが全ての始まりだったのかもしれない。
必然か…偶然か…もう分からないけど。
屋上前階段
この高校の屋上は基本的に立ち入り禁止なものの、先生達は自由に出入りできるらしいし他の先生達は何も言わないらしい。
だから優しい先生が放課後、屋上の鍵を開けっ放しにしてくれている。もちろん公にはされてない。校長に伝わったらその先生が罰されるからなぁ…。
ちなみに俺は紅蓮伝いで聞いた。結構皆に知られてるのかな…。
その内校長にも…
…でも誰もいない。考え過ぎか…?
俺はまた階段を登り始めた
屋上
屋上の長い階段を登りきって扉を開ける
…風が気持ちいい。
これは先生達も使いたくなるよなぁ…。
…もう少し風を感じてから帰ろうかな…と思っていた時…
後ろから聞こえた声に振り返ると…
綺麗な黒髪と赤い目の女子が立っていた。
…同級生にこんな人いなかったから先輩か。
「…えっと…?」
「あぁ!ごめんごめん!自己紹介してなかったね!」
「夜沙月先輩…俺は星鐘 湊(ほしがね みなと)です。」
先輩は湊くんね。と言い、俺に近寄ってくる。
「…?」
「ああ、ごめんね。綺麗な顔してるなって思ってさ。」
…サラッと言うことじゃなくないか…?
「…ありがとうございます…?」
「ふふ…まぁそんなに固くならないで!少しお話しようよ!」
そう言って彼女は俺に笑いかけた。
…数分経ったら帰るはずだったのに結構話してしまった…。
この人聞き上手だなぁ…なんか寄り添ってくれる…みたいな
「あー楽しかった!こんなに人と話したの初めて!」
「そうですか。よかったです。」
俺も少し楽しかったんだよなぁ…。
「湊くんありがとう!また会えたらいいね!それじゃ!」
そう言い残すと彼女は帰ってしまった。
…綺麗な人だったなぁ…。
「…にーしー…これっぽっち?」
「ごっごめんなさい…でも頑張って集めたんだよ…?」
「ふぅん…お~い2人とも、やって」
「え、なに……うッ!?…ぐ…ぁ…」
「え、なーんだ…まだあるじゃん。何で出さないのさ~?」
「や、やめて…!!それお母さんの手術費用で…」
「へぇ!生死に関わる系の?」
「そ、そうだよ…だからお金が必要で…」
「ふぅ~ん……」
「それじゃ、このお金貰っておくね!」
「!?…な、なんで…さっきの話聞いてたろ!?」
「聞いてたけどぉ…だって『そういうの』を見るが一番楽しいじゃん?」
「は~い!じゃあこれは貰うね!お小遣いありがと♪」
「…な…なん…」
「え、何?泣く?泣いちゃう?え、かわいそ~!!」
「酷い…酷いよ…こんなこと…しなくていいじゃん…」
「あははっ…」
「おおかみさまって言えって言ったよなぁ?てかうさぎの分際でおおかみにタメ口ってあり得ね~!」
「…も、申し訳ありません…おおかみさま。」
「ねぇねぇ~このお金ぇ…貰っていい?」
「はい…もちろん……です…ご自由に……お使い……ください…。」
「…う…うあぁっ…」
「あ~泣いちゃった…根性無いなぁ…まぁいいか…。」
「…新しい玩具見つけたしね。」
続く
コメント
16件
ふーん、、、、ちょっとそいつらいっちょぶっ〇しに行くか!
夜沙月せんぱぁい…? school days復習してきたんですけど…もうなんかよく分かんないです…😇
な ん だ よ 好 き だ よ 最 高 だ よ (?) おぁいぁぁうぁぁぁぁ(??)