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神作やんけ?!貴方小説の才能あるんじゃないですか?
神神神神神神神神神神神神神神神神神神神神神神神神神神神神神神
プロローグ続き:○○が目を覚ます
○○は微かにまぶたを動かした。
冷たい雨と疲労で重くなったまぶたを
必死に開けようとする。
「……ん……?」
まだ声は掠れ、体は思うように動かない。
でも、目の前に見慣れた顔ーーいや、
初めて見るはずなのに、どこか優しさを感じる人達ーーがあることに気付く。
ばぁうが笑いながら、毛布で体を包み込んでくれる。
「目ぇ覚めたか?ちびすけ。俺の名前はばぁうだ」
○○は小さく「……ばぁうにぃ?…」
ばぁうは嬉しそうに頷く。
「そうだ、ばぁうにぃだ。もう安心していいぞ」
○○は呟く。
「私…○○ってゆうの…」
ばぁうは微笑んで。
「○○ってゆうのか。可愛い名前だな」
しゆんは刀を背に置き、腕を組みながらも柔らかく声をかける。
「おはよ、しゆんだ。よろしくな」
○○はふにゃりと笑って手を伸ばす。
「しゆにぃに… 」
翔はにこやかに声をかける。
「おっ、目ぇ覚めたんか、○○!翔やで!」
○○は顔上げ、少し手を振る。
「しょうにぃに…!」
てるとは優しい笑みで、そっと○○の頬を撫でる。
「よかった……○○ちゃん、もう大丈夫だよ。僕はてると」
○○はその優しい手にしがみつき、安心したため息を着く。
「てるにぃ…」
四人は自然に微笑み返す。
雨で濡れた路地裏で出会ったばかりの少女ーー
だが今、確かに彼らの間に、
温かい絆が生まれた瞬間だった。