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「っ…、やだ…やだやだやだ、」
「…ひとりにしないで…、」
そう言っても見えない視界でも分かるほど首を振ったあとの反応は虚しく、バタンと扉を閉めて出ていった音がした
かなしかった、さびしくて、さむかった
夏なのに
ついさっき、まちがえた
こさめがいるまくんをイライラさせちゃったからよくなかった。機嫌がいい時に話しかければよかった、怒らせちゃったらもう止めれないから流されるままにいるまくんが巻いてたネクタイで目を隠されて、口に何かを入れられた。酸っぱいから多分レモンだと思う、噛むと酸っぱくなるからできるだけ噛まないようにしてた。「1回試してみたかった」ってこさめの耳元でいってきた。こさめいるまくんの声すきだからめろめろになっちゃった。
「…ッ、ひぐッ…、んん″ぅ…(泣」
酸っぱくて、暗くてなんにも見えない
こわい、こわいこわい
はやく、早く帰ってきて。ごめんなさいごめんなさいこさめが悪かったから意地悪しないでお願いこわい寂しい暗いこわい
「…ッ、う…ッ、ごぇんな…っ、」
「こさめ、♡」
「ッ、!?!?」
いるまくんいる、いるまくんだ!!いた、こさのこと見捨ててなかった、いるまくんだ!すき、帰ってきてくれたでもドアの音しなかったな…でもいいやそんなこと帰ってきてくれた!いるまくん、すきすきすきだいすきあいしてる
「こわかった?ごめんな、…でもこさめが悪いから、な?♡」
「んぅ…ッ、ごぇんな、…さ…ッ、」
「うん、かわいい、かわいい…(笑」
いるまくんが帰ってきてくれた安心感でレモンをきつく噛んじゃったから、口の中が酸っぱくて頭がおかしくなりそう。口の周りに唾液が漏れる感覚がきてきもちわるい。いるまくん早く触って、はやくはやく!!
「口の中酸っぱい?」
「…っ、」
うんうんって首を縦に振りながらいるまくんを探す、手が縛られてるから届かないけど、多分後ろにいると思うから後ろに倒れればいる、かな
「俺はここにいるから自分から触れたらご褒美あげる」
ごほうび…なにかな、…なにかななにかな
後ろだと思うからそこに体を動かす、当たらない違うのかな、次は少し前に出てみる手も縛られてるし前も見えないけどどこの部屋かわかるしどこがドアかもわかるだから大丈夫難しいことはない。こさめのむきからして右側がブレスレットとかネックレス置いてある棚で、左がベット、前に行けばドアがあって畳6畳くらいのちょっと狭い部屋、狭い部屋にいっぱいいっぱいに置いてあるダブルのサイズのベット。ふたりで寝よーねって約束してもう何日もたった。そのベットで一緒に寝る日はしあわせでたのしかったな…今日はそれかな…って思いながらちょこちょこ動いてた。でもいくら立ってもぶつからない、どこにもいる気配がなくてこわかった
「…ん、、…ん、?、…、」
「…(笑」
とん、って何かにぶつかった。
みつけた、こさのおうじさま!
するりと目隠しを取られて、レモンもどっかに捨てられた。その後にギラギラに輝いたこさのだいすきな目をじっと見つめて目を閉じた。つかれた、ねむいしだるいや。
「あれ、こさいらないの?ごほーび♡」
「…!」
「いらないならまた今度にお預けでもいいけど、どーする?」
「…、いるま、…くんがきめて、、?」
「そうだな、んー、レモンの汁とヨダレと唾液でたくさん口汚して、ぶっさいくな面しておったてて、くわえて男。誰が抱くん?(笑」
「っ、え、?」
「でも、そうだなあ、…その顔はそそられるわ、♡俺も物好きだから、こさめ、俺に抱かれて?♡」
そのあと、かわいいかわいいって言われながらたくさん虐められるのは別のおはなし。
コメント
3件
こさめちゃんの視点、すごく生々しくて心臓がぎゅってなったよ…。暗闇と酸っぱさと不安がじわじわ来るのに、いるまくんの声が聞こえた瞬間の「すきすきすき」って切り替わりが、もう完全に彼の掌中って感じで、ぞわっとした。この歪な依存関係の行方が気になる。続き、読みたいな。