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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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目を開けるとめめさんが俺の顔を覗いている…いや、どういう状況!?

「あ!目が覚めました?」

首をこくっと効果音がなったように首を傾げる。あらためてこの人が美人だと言う事実を受け入れた。…というか、もしかしてこれ…膝枕?

「…覚めましたよ…?」

「うーんまだ寝ぼけてるわね」

「そんなことないですから、とりあえず起きてもいいですか?」

「あ、ごめんなさいごめんなさいw」

俺は起きる。やっぱり膝枕されていたようだ。俺は左右を見渡す。家の中のようだ。

「わざわざ膝枕しなくてもいいのに…ソファにでも寝かせといて貰って大丈夫でしたよ」

「過ぎたこと言われても…」

と反省する気はないようだ

「そういえばめめさんは何しに俺のとこに来たんですか?…自分で言うのもなんですけど人間の無能力者助けたって意味ないですよ」

これは事実だ。俺だって強くなりたかった。ただ能力とは生まれ持った才能のようなものだ。持ってるか持ってないかは運でしかない。嫉妬してはいけない

「いえもんさん…~~~~~~~~ボソッ」

「なんて言いましたか?」

「なんでもないですよ」

めめさんの小声は俺には聞こえなかった。聞こえないように言ってるのかと思うほどだ。しかし、一瞬だが、悲しい顔をしていた気がする。

「いえもんさん!お願いしたいことがあるんです!」

急に明るくなって驚く。しかし驚いている場合では無い。俺は思わず身構える。絶対奴隷にされる。よく考えたらわかる事だった。無能力者を助けるなんて確定で奴隷にできるからくらいしか理由がない。嫌だッ奴隷にだけはなりたくないッ!!

「私と一緒に…

殺し屋をやってくれませんか✨!」

「は…?」

めめさんは目を輝かせて言った。殺し屋…殺し屋?

「え、どういうこと…ですか?」

「殺し屋って言うのはね、人を殺す職業のことで…」

「違います!殺し屋について聞いてるんじゃなくてなんで俺を誘うかについてです!」

最大の謎だった。めめさんにとって俺は都合の良い奴隷候補ではないのだろうか?てか、俺みたいな無能力者は殺されるべきでは無いのか?だとしても能力を持たないものを殺し屋に引き込むのか?謎が多かった。

「理由?…覚えてないですが?」

…なんのことだかよく分からない。俺は理解する。この人変な人だと

「ふはっw」

俺は思わず吹き出してしまった。多分変な人とでも思わないと俺の精神が壊れてしまうのだろう。これは自分の心を守るための自衛だって本能的にわかっている。

「まあ、とりあえず!ある人と約束したの!」

「また『めめ村』全員で集まるって!」

自分の名前+村って…ナルシストじゃんなんて俺は軽く思っていた。

「うーん…とりあえず手助けをして欲しいの!」

俺は何となく理解した。めめ村…?っていう人達を探しに行くには人手が必要で誰でもいいから仲間が欲しい。だから逆らわなさそうな俺を狙った。こう考えるのが自然だろう。まあ、それでも奴隷にすれば住む話だと思うけどね

「わかった…手伝うよ」

俺は呆れたような説得に折れたように言ったが、内心は嬉しかった。一時的ではあるが仲間がいる安心感に包まれた。

「ほんと!」

彼女は満面の笑みになる。眩しい

「じゃあ早速実践あるのみ!」

満面の笑みで恐ろしいことを言う…

「能力がないならナイフ、銃、爆弾、手榴弾、スナイプル、刀、二刀流、キック、パンチ…あらゆる戦闘知識を磨いてもらうよ!」

「ヒェッ」

俺は思ってたより軽く現状を見ていたがそうでは無いらしい。そうして俺は地獄のような訓練が始まった──────


はい!ここで切ります!ちなみに膝枕はグドモで平然のように隣に寝てたのでそんなの気にしてないだろ!って思ってこうなってます。それでは!あ、自己紹介は判明した部分、この世界で重要な部分が明かされた時に追加していきます!自己紹介は最初は名前把握会みたいな感じで大丈夫です!それでは!おつはる!

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グドモのやつは何万年も1人だったから人肌恋しくなってたからな気もする

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