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イヤぁぁ!!!!!ありがとう世界……(死)なんかもう、まずちょっと生活リズム崩れてる蒼井茜…好き(頭を抱える)輝兄のしんどさが詰まりすぎててこっちまでしんどくなったヨ😭輝兄ホンマに幸せになりやがれ、…蒼井茜は人がイイね…お人好しが出てますよ……しかも服もピッタリとか仲の良さが伺えます…(色んな意味)いやらしい気分になっちゃった輝兄可愛い…それに吊られておんなじになっちゃった蒼井茜も可愛い……🙄
輝茜
⚠口調迷子
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ぐう
茜「………。」
今は夜中の23時半。夏休みだし親も旅行でずっと居ないため、近頃ちゃんとしたご飯は全く食べていなかった。その為お腹がすいて、中々眠れない。
茜「…はあ…」
だるく起き上がり、頭を掻きながら寝巻きとサンダルで外に出る。夜だから寝癖も気にせず、近くのコンビニまで歩いて向かう。
ざり…ざり…
夜風を感じながら、脚を引きずって歩く。何も食べていないから、体が動かない。
べちゃ…
茜「…?」
何か踏んだ感じがし、スマホのライトで地面を照らすと、そこにはたくさんの血が散らばっていた。その血は、奥の道へと続いていた。
茜「うわ…は…?」
茜「なにこれ…」
久しぶりに声を発した喉は、ガラガラと音を鳴らし、声はかすれていた。
ライトで照らしながらその血の跡を追いかけた。草むらをぬけ、コンビニを通りすぎ、公園を通り抜けて、また草むらをぬける。そしてその先に見えたのは、海が見える崖だった。
茜「……なにしてんすか」
茜「会長」
輝「…え」
崖には仕事着を着た、血まみれの会長が座っていた。
茜「そこ危ないですよ」
輝「…何でここにいるの?」
茜「こっちのセリフですけど。」
血まみれなのはあえて触れずに、隣に座った。
輝「こんな夜中になにしてるの?」
茜「だからこっちのセリフですって」
茜「いつもはもっと早く終わってるじゃないですか。なんで今日はこんな夜中まで…」
輝「…怪異がいつもより多かっただけだよ」
輝「おかげで血まみれだし、怪我もしまくり。光はもう寝てるし手当どうしようかなとか、考えてただけ」
茜「…ふーん」
輝「てか蒼井なにその寝癖」
輝「めっちゃ跳ねてるよ」
茜「…うっさ」
寝癖を抑えながら、下を向く。そしてチラッと会長の顔を見る。
輝「?なに」
茜「いや別に」
輝「てか蒼井ご飯食べてないでしょ」
輝「めっちゃ痩せたよ」
茜「食べてます(大嘘)」
楽しそうな会話を続けてくるが、顔が笑っていない。とても疲労に満ちた顔をしている。
輝「なに、言いたいことあるならいいなよ 」
輝「なんでも答える」
茜「…大変そうですねその仕事」
輝「…楽勝だよ」
へらへらと笑い、俯く。
輝「でもちょっとそろそろキツイなあ笑」
輝「…光にはお前が弱いとか言っちゃったけど、本当は光に怪我して欲しくないだけだし、でもひとりで背負えるような量の仕事じゃないし」
輝「僕がみんなを守るしかないんだから、僕が早く怪異を全部倒して、光たちに幸せな日常を…」
茜「自分の身守れてない人が人の心配しない方がいいんじゃないですか?」
キッパリ言い切ると、会長は深くため息をついた。猫背になって、止血できていないたくさんの傷から血をだらだらと垂らす。
輝「…僕の力でみんなを守るのは無理だよ。」
輝「だって僕がこんなに血だらけなんだから」
輝「光が今の僕をみたらなんて言うかな。こんな血流してさ。化け物だよ普通に」
輝「腹切られるとか、弱すぎるし。骨も折れてるし、僕はもう」
茜「うるっさいな」
茜「僕が守る以外に選択肢あります?」
茜「時計守ですよ。舐めないでください」
立ち上がって、会長の腕を引っ張る。
輝「いたっ、ちょ…、」
茜「ほら立って。僕んちいきますよ」
輝「なんで…」
茜「手当に決まってんでしょ。あんたそのままだと死にますよ」
珍しく戸惑ってる会長を無視して、おぶって家まで運んだ。
茜「はい座って。言っときますけど痛いですからね」
輝「うん…」
テキパキと手当をする蒼井を見つめる。目が合うことは一切ない。
茜「…はい。もう暫く動かないでくださいね。動いたら殴ります」
茜「この傷でお風呂は無理なのでこのシートで体拭いてください。」
茜「服は僕のやつここに置いておくので着替えといてください。」
僕をおぶって蒼井も血だらけなのに、そんなのは他所に冷蔵庫を弄り始める。
茜「これ、チンしたので食べてください。僕シャワー浴びてきます」
蒼井が着替えを持ってお風呂場へ入っていくと、一気に辺りが静かになる。シートで体を拭いて、服を手に取る。
輝「……!」
用意された服は、確かに蒼井が着てるところも見た事があるけど、サイズ大きめの僕にピッタリな服を用意してくれていた。
さっさっと服を着て台所へ向かうと、手作りであろうおにぎりとウインナーが用意されていた。僕はパクパクと口に詰め込み、蒼井が用意してくれた歯ブラシで歯も磨き終えた。
茜「……なーにやってんすか…、」
輝「体痛いからストレッチしようと思って」
茜「動いたら殴るっつったよな?」
茜「体痛いのは安静にしてろってことですよ何やってんですかマジで」
お風呂上がりのふわふわした蒼井とは思えないほどの怖い顔が迫ってくる。
輝「ごめんごめん、 蒼井とヤりたくて 」
茜「はいはい寝ろ」
僕の言葉を聞かずに、スマホを手に取る。
茜「僕は源後輩に連絡してくるんで。あんたは早く寝てください」
輝「ええ…」
そう言って蒼井は玄関の方へ向かった。少ししてから僕も様子を見に行くと、壁によりかかって電話をしている蒼井がいた。
茜「うん。こっちで預かるから。明日には帰らせる」
気づかれないようにゆっくり蒼井の傍へ行き、抱きつく。
茜「…落ち着いて…、大丈夫だから。頭は大丈夫じゃなさそうけど」
輝(ヒドイなぁ…)
光『輝兄ほんとに大丈夫なんですか?!!ずっと帰ってこないから俺ぇ…!!!!泣』
スピーカーにしていないのに、声が届くくらい大泣しているみたいだ。耳がキーンとする。
茜「っ、だぁいじょうぶだって。元気そうだから」
光『…よかったっす…じゃあ輝兄のことおねがいします…泣』
茜「はい」
ぴー…ぴー…
茜「何やってんですかマジで」
輝「…なんかやらしい気分なの」
茜「知りませんよ安静にしててください」
さりげなく僕を部屋まで誘導し、ベッドに寝かせた。
輝「やらないの?」
茜「やらないってば!!あんたそのケガで何言ってんの?!てか何時だと思ってんの?!(2時)」
輝「なんか体が熱くてそういう気分になっちゃうんだよ〜泣」
茜「たくさん動いた後なんだから暑いのは当たり前でしょ、血も流してるんだから体温が上昇するのは普通です」
輝「…じゃあ僕動かない」
茜「はい、初めからそうしとけば…」
輝「だから蒼井が僕の上に乗っかってよ」
茜「………あ?」
輝「騎乗位だよ、してくれる?」
周りからハテナマークが見えるくらい混乱している。「何言ってんだこいつ」と言わんばかりの顔だ。
茜「…僕の部屋、つまりここのすぐ隣はアオちゃんの部屋です。声なんか聞かれたら、どうするんですか。」
輝「大丈夫だよ、電気消えてるし」
茜「アオちゃんは基本間接照明で、通常の電気はつけないんですよ」
輝「声ガマンしよ♡」
茜「イヤです」
茜「てかやりませんから」
茜「僕のベッド使っていいので寝てください」
そういい僕のそばを離れる蒼井から、雰囲気を感じとった。
輝「…蒼井、嘘つかないで?」
茜「…あんたが、」
茜「あんたがしつこいからっ、僕までそういう気分になっちゃったじゃないですか!!!」
耳まで真っ赤にして必死に我慢してる蒼井が、すごく可愛く見える。
輝「えーかわいい笑」
輝「それでいいじゃん」
茜「ダメだって」
茜「腹切れてんですよあんた、変に動いたり汗流したりしたらまた出血します」
輝「…じゃあせめて一緒に寝てよ」
輝「別の部屋行くとか許さないからね」
茜「…分かりましたよ」
壁側の方に蒼井を寝かせ、僕は抱きつく。もちろん蒼井は背中を向けている。そしてよく見ると、耳も首も全部真っ赤だ。夏休みでずっと会っていなかったから、恥ずかしいのだろうか。僕は蒼井を少し強く抱きしめる。
輝「…怪我治ったら、たくさんしようね」
茜「………、」
耳元でつぶやくと、もっと赤くなり小刻みに震えている。小動物みたいで可愛い。
茜「…うるせえ…」
輝「♪」
おわり