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17 - お嬢様

♥

95

2025年10月22日

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愛流景side

鏡に映るのは真っ黒なワンピース赤い薔薇のアクセサリーをつけた私。生まれつきのオッドアイも黒いカラコンで隠す。片方だけに入れると相手から見た時違和感があるから両目に入れないといけない

…色の薄い目は生まれつき色がなく見える。そのせいでふらふらすることもあるから毎日片目に特製のコンタクトを入れて両目を色無しで見てる。カラコンを上から入れると機能しないし目が痛むから外してる。そうなると色彩感覚がバグってふらふらすることもある。

会食とか集まりとか。そういうのが本当に大嫌い。今回の場合は久しぶりのお母様関連の会食だから大体は芸能系の家のやつら。そのせいか現在も活動している人や、もう引退した人もいるし、その身内も混ざってる

…こういうところでは絶対自分に嘘をつく。

「それでは」

綺麗にお辞儀をして母のところへ向かう。これでお母様に言われた知り合いへの挨拶は終わったからあとは休も…

ふと目に入る最近よく見る白っぽいの綺麗な髪に灰色の瞳…いや、サーモンピンクの髪に翠の瞳?真っ白なワンピースに上品な上着

「れむ…?」

ぽろっと漏らす小さな声。けど、知ってる声っていうのは認識しやすいもので、その子が驚いた顔でこっちを振り向く

…白黒の世界では分からなかった、視界の真ん中でボワッと見える、綺麗で鮮やかなれむが目の前にいた。

「…こんばんは愛流景さん」



無言で会場の庭に出る。片目に色のある世界で見るれむは新鮮で、甘夢れむという人間を初めて見たような感覚になった。

庭に出て誰もいないことを確認すると二人とも近くにあるベンチに座り肩の力を抜く。堅苦しい状況なんて好きな人はいない。

ふとれむが話しかけてくる

「そっか。ケーのお母さん結城ゆうき愛李あいりか。父さん大神財閥社長の姉さんトップアイドルって豪華やな?」

口調的にもいつも通り。…出会った時があの場所で良かったと思う。

「あなたも言えないでしょ。甘夢大冶だいや川神優香かわかみゆうかなんて有名な声優じゃない。しかも妹は超新星でしょ?」

お互い分かっていたけど改めてこういう場で会うと相当な家だって分かる。

れむの綺麗な色が目に入る。他のメンバーはどんな色をしているんだろう。白黒の世界ですら綺麗と思っていたものが色がつくとこんなにも綺麗なのかと感動する。

「…なに?れむのことそんなに見つめてwあ、れむの可愛さに見惚れて…」

「それはないわよ」

「つまんな」

どうやら無意識にれむのことを見続けていたらしい。

「かなめからは何も聞いてないのね」

その言葉にれむが驚いたような表情で見つめてくる

「…かなちゃんもそんな口軽いやつじゃないのさ」

スンと真顔に戻り遠くを見つめる

真っ暗な夜空に咲く星と目の前に見えるオリオン座。花や木はさやさやと静かに話している。そこの少し後ろには建物から出る無数の光が見える。澄んだ空気のおかげで遠くまでハッキリと見える

「あんたがお嬢様キャラで高校過ごしてることなら話してくれたけど。」

「…かなちゃんのことだから理由は話してないでしょ。私から教えたこともないけど」

かなめに話してはいないけど察しているのを知ってるんだろう。実際、私は彼女の初対面で見た時に1番に入ってきた本心がそれだった

(両親のことを知らないこの人たちの前ではお嬢様を演じなくてすむ…芸能界をよく知ってるこの子達だし知ってても演じなくていいか)

「あなたのお母さん、お嬢様キャラで売ってたものね」

「…まあね」

ざぁっと風が吹く。木や花も大きく揺れる

「しのには?言わなくていいの?」

「言いたくないかな…純粋無垢な子にほど言いたくない」

そういう気遣いが、あんたのことも彼女のことも苦しめるのよ。

「なら尚更いいなさいよあの子、話してもらえないのが1番嫌だと思うわよ」




読んでいただきありがとうございます!

どもども星音です!

この二人の立場上こういうことありそうですよね。次回は…まああの二人ですよね👀

じわじわと仲が良くなるのをお楽しみください♪(何様)

それでは!また次回!

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