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「うわぁぁぁぁぁ!」
地下牢獄に、若い警備兵の悲鳴が響きわたった。
「だ、誰か!」
警備兵は腰を抜かし、一点を見つめて固まったまま動けなかった。
見開いた目を鉄格子の中に広がった恐ろしい光景から逸らすことができなかった。
横たわる人影と、その口から流れるおびただしい血。
――オークションの主催者、スペンサーの変わり果てた姿だった。
皇族専属の親衛隊宿舎。
今回のオークション騒ぎを起こした張本人たちが、ジークハルトに充てられた隊長室に集まっていた。
ジークハルト、ウォルト、サンズ。
その三人の真ん中で、アンジェリカはソファに腰掛けていた。
「なんですって!************
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