「皇帝陛下。申しわけありませんがお断りいたします」
その言葉を聞いた途端、皇帝の目が険しくなる。
刺すような視線がジークハルトのまなざしと交差していた。
「……理由を申せ」
内心、ジークハルトの言葉を不満に思っていながらも、皇帝はそれを口にすることはなかった。
表向きは国のため。しかし、この結婚は愛娘のためでもある。
ジークハルトとアンジェリカ。互いが今すぐ愛し合うことはなくとも、こうもきっぱりと断られるとは。
「アンジェリカ皇女殿下は変わりました」
ジークハルトは物怖じせずに続けた。
「これまで言われていたような美しいだけのお方ではありません。私も今の皇女殿下を敬愛しております。」
なにかあるたびに泣いて誰かに甘えていた皇女がこう************************
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