昔色々あって男が怖くなった、男が男性恐怖症なんて可笑しいとは思ってる、雪男と神父さん、メフィストは…話すくらいなら 犬状態なら触られても触っても平気だが。慣れてない男に触られると腰が抜けて過呼吸を起こしてしまう。
キィ、塾の教室の扉を開けて席に向かう
「燐!おはよう!」
「あ、しえみおはよう」ゆったりと微笑み挨拶を交わす
キィと音がした扉に目を向ける、
「ゆき、奥村せんせい」
「皆さんおはようございます、早速ですが昨日やって貰ったテスト返していきます」
「お前塾に何しに着とるんじゃ、祓魔師になりに来てるちゃうんか」
「え、あ」
「勝呂君!」
「いつも女子だけに話しかけて、何しとるんや」
「ぁ、いや、」
「女子と喋りたいだけなら祓魔師なるの諦めぇや!」
「そんな言い方良くないよ!」
「し、えみ」
「勝呂君、それは違います」
「何が違うんです奥村先生」
「奥村君は、兄さんはだ_」
「雪男!いい、俺が言う」
「でも、」
「大丈夫だから、な?」
「勝呂、お、れは…」
手が震えて言葉が喉に詰まる感じがする。
「はぁー、はぁー、」
呼吸が荒くなる、言葉を無理やり出す
「おれ、は はぁー、男、がにが、てなんだ」
「は、?…祓魔師になるんなら男がダメじゃ通用せぇへんぞ」
「わかっ、てる!」
1 2 3 とドイツ語のカウントダウンが聞こえ、煙の中に人影が、いや犬が出てきた
「メフィスト…」
「奥村君は男性恐怖症なんですよ☆」
「…」
「祓魔師になったら男性と任務に当たる事があるのは分かりますが、」
「今、無理やりやって余計に酷くなっては困ります」
「それは、」
ガタンッ
「燐!」
「ごめ、力が」
「今日は早退しなさい奥村君」
「でも、」
「学園長命令です☆」
早退しなさい奥村君、と犬のメフィストが真剣な目で見てきたので、早退するしか無かった。
家に帰ってきてそのままベッドに寝転がった
「男がダメなんて通用しない、そりゃそうだよな」
『離せよ!』
『嫌だよ、君にはやってもらいたいことがあるんだ』
『やってもらいたいことってなんだよ!』
『はぁ、うるさいな黙れよ』
振り下ろされた大人の男の拳が脳から離れなくて、強い力で殴られた事はトラウマになっており、一生忘れられないだろう、
「いつか、直せたらいいな」
END
可愛いねチュッチュッ😘
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