テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「止めないでよ、にいちゃん、」生きたいって、思っちゃうから、でも、でもね、
「これが!!僕にできる、最初で最後の、最大の!!!意思表示なんだよ、、、!」
ナツメの手が雪の腕を掴んだ。その力強さに、雪は息を呑んだ。
「意思表示?お前が死ぬことで何が変わる?」
ナツメの声は低く震えていた。
彼は雪の顔を両手で挟み込むようにして、強引に見つめ返した。
「俺は…あの日からずっと後悔してる。お前が泣いてるのに、何も気づかなかった。お前の笑顔が偽物だって、気づけなかった」
桜の花びらが二人の間に舞い落ちる。
ナツメの目には、あの日の病室での弟の涙が重なっていた。
「だから今度こそ、逃がさない。お前の人生はまだ始まったばかりだ」
突然、冬希は雪を抱き寄せた。冷たいはずの彼の胸は、意外なほど温かかった。
「…俺も、お前と一緒に生きる方法を探そう。だから死ぬな」
「、、うん、ありがとぉね、」泣きながら、ゆっくり言葉にする。
神様とやら、ごめんなさい、自分で決めたことも実行できなくて、
でも、初めて誰かに必要としてもらえた気がしたから、
もうちょっと生きてみようって思えたから、生まれ変わっても、
また僕になりたいって思えるような人生にしてみせるよ。
こんな「村人B」でも、ね。
ーー完ーー
主 バトエンかくかもぉ?
今回の物語はこれで終わりです。読んでいただきありがとうございました。