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初めに この物語には、以下のものが含まれています。
暴力、暴言、死亡、流血、グロ、嫌われ、胸糞展開etc…
オリ国
嫌われパロ、現代パロ
日帝さん主人公 旧国注意
微戦闘描写あり?
また、政治的意図や、実際の国家や、実在の人物、団体とは関係ありません。
地雷サマ back↩︎
大丈夫サマ Go↓
ーー
日帝 side
いつものアラームの鳴る前に目が覚めた。
俺は、優しくカーテンを開け、軍服を着る。
空はまだ暗く、早朝はまだのようだった。
日帝)変な時間に目覚めたな…、
居間には誰もいない。
どうしようかと、自分の部屋と居間を2、3回行き来していると、
とある家具の、一番下の引き出しから、懐かしいものが出てきた。
日帝)これは……煙草…。
引き出しからは、色々な煙草が出てきた。どれも古いものばかりだが、まだ使えるはずだ。
昔はたまに吸っていたのだが、今は吸わなくなったな…、
なんて、しみじみと考えていたら、
少しばかり吸ってみるか。
という考えが浮かんできた。
といっても、家や家の周りで吸ったら日本かにゃぽんが俺に気づいて、煙草を没収するだろうから、
俺は、煙草と、ライター、スマホという必要最低限のものを持っていき、外からへと出た。
外はまだ冷たい空気があり、玄関の扉を開けると、その分、冷たい風が室内へと入ってきた。
その感覚を楽しみながら、俺は外へと歩いて行った。
ーー
location 公園
行き先は、前にコンビニに行った時に通り過ぎた公園。
朝には人がいない為、絶好のスポットだ。
俺は、公園のベンチに腰掛けると、
煙草を一本取り出し、口に咥え、
ライターで面を焼く。
日帝)スゥ……、ゲホッゴホ、ゴホ…
久しぶりすぎて、咽せてしまい、
口から煙が、外へと出て行った。
落ち着いてからもう一度吸うと、今度は良い感じに吸えることができた。
日帝)………、
息をふっ、と吐くと、
灰色の煙が上へと、舞い上がっていく。
…懐かしいな。
昔も、海と一緒に煙草を吸っていたな…、
肺の中に、埃が充満する感覚がする。
昔は海の煙草が強すぎて、何回もむせていたっけ、
なんて、しみじみとしていると、一本目は終わりそうだった。
俺は一本目の煙草を、空の煙草の箱の中へと入れた。
これは海の受け売りだ。
こうすれば、灰皿が無くとも吸える、と自慢げに言っていた。
空は、薬の方がよっぽど良いと言っていたが。
日帝)そろそろ戻るか…、
俺はゆっくりとベンチから立ち、
一応、アリバイ作りのために、自動販売機でおしるこを3つ買い、
家へと帰った。
日本には、
日本)父上、煙草の匂いがしますッ!早く出してくださいッ!!
と、あっさりバレてしまった。
俺は泣く泣く煙草を日本に渡すと、
日本)もうッ……こんな強いやつ吸って…
と、頬を膨らましていた。
俺はその後、日本の怒りをおしるこで落ち着かせた。
日本は、
日本)…仕方がないですね…、今日、私が仕事だからって吸おうとしないでくださいねッ!?
と、注意をされた。
…俺は苦笑いしかできなかった。
日本は超能力者か何かなのか?
そんなことを考えていると、日本がまた怒りそうな気がしたので、
とりあえず、この感情は後回しにしておいた。
ーー
location 玄関
日本)…仕事…イキタクナイ…
にゃぽん)あらら……、
日本)もうやだ…、今日も仕事を押し付けられて残業して終電ギリギリで帰るんだ………。
日帝)…日本、大丈夫か、?
日本)無理です…休みたい…
日帝)……、
仕事へ行く時、日本はいつもこんな感じだ。
死んだ魚のような目をして、仕事へ行く。
そんなに嫌なら行かなければ良いのでは?とは思うが、それではダメらしい。
俺は、いつもと同じように、日本の頭を優しく撫でる。
日本)父上………、!私、頑張ります…!!父上のためにッ…!
俺が日本の頭を撫でると、
日本は少し嬉しそうに笑い、
そう話してくれた。
にゃぽん)日帝お兄ちゃん!行ってきます!!
にゃぽんは今日、韓国と遊びに行くらしい、
俺は韓国とは仲がいいとはいえないが、
楽しくしてるなら良い。
2人が出ていき、玄関の扉が閉まると、
途端に、自分の家は静かになって行った。
日帝)……暇になってしまったな。
こういう日は普通、公園でパラオと遊んだりするのだが、
最近のトラブルの影響で、外出は控えるようにと言われてしまい、
正直、とても暇すぎる。
日帝)……寝るか。
俺は、ただ一言、
誰に言うわけでもなく、呟くと、
自室へと向かった。
ーー
日本 side
いつも通り、会社についた。
俺が会社に着くと、周りからざわざわと、小さな声が聞こえました。
私は陰口を言われる覚えも無いですし、
正直、どうでも良いので無視をしますが。
室内へと入ると、
ミラン)ぁ、日本さんッ!good mo…、おはよう…ございます…!
と、ミランさんが出迎えてきました。
正直言って、私はミランさんが苦手です。
父上に無罪の罪をなすりつけ、父上を悲しませ、父上に危害をもたらした国。
正直、今からでもその顔面に殴り込む…
…失礼。
今からでもミランさんの事は消したい所ですが…、
そう言うわけにもいきません。
この会社では、全体的にミランさんを信じる人が多いようです。
アメリカ)Japan!good morning!
日本)アメリカさん、おはようございます。
アメリカさんは、ミランさんを信じている人の一人です。
まぁ、ミランさんはアメリカさんによって作られたようなものですし、当然かもしれませんが、
正直、父上を信じてくれなかったのは悲しかったです。
また、アメリカさんが信じている都合で、イギリスさん、カナダさんもアメリカさん側だそうです。
ドイツ)あ、日本………おはよう。
イタリア)…おはよう…、なんね、
日本)おはようございます…。
ドイツさんとイタリアさんも、ミランさん側です。
ドイツさんはナチス・ドイツさんが、イタリアさんは、イタリア王国さんがミランさん側についているから、だそうです。
教えられた時は驚きましたが……、
あの時、ドイツさんとイタリアさんに言われた言葉。
『家族が信じてるから、自分も信じてあげたい。 』
…なんとなく分かるような気がしました。
私も、父上がそんな事しないって分かるから。
家族だからこそ、信じているのかも、
と、納得してしまうと、何もいえなくなってしまいました。
その頃から、仲が良かった私達は、途端に距離を置くようになりました。
…一体、父上が何をしたって言うのでしょうか…、
…確かに父上は、戦争をして、たくさんの命を奪ってきました。
ですが、そんな父上でも、私は大好きです。
日本)……さて、どうしたものか…。
父上がしていないという証拠があれば良いのですが…。
やはり難しいですね、相手は沢山居て、しかも強くて……、
そんなこんなで、俺は仕事でもミスが多くなってしまい、いつも怒られてしまいます。
アメリカ)…ここも間違えてる。
日本)申し訳ありません……。
アメリカ)……ッはぁ…、Japanらしくないな…やっぱり日帝の事か?
日本)……。
アメリカ)……まぁ、話してくれないだろうけど、
アメリカ)…無理に、 とは言わない、俺を信じてくれないか、?
日本)…検討します。
怒られて、仕事が増えて、疲れて。
ずっと、これの繰り返し。
私の会社はブラックでは無いです。
給料は良いし、疲れたら休憩が出来ますし。
…ですが、父上の噂話が広まってから、辛くて、辛くて。
日本)………父上…。
俺は、一体…
どうすれば良いんですか…?
ーー
日帝 side
…ゆっくりと目覚める。
今の時刻は夕方。
…朝から、こんな時間まで寝ていたらしい。
小さく欠伸をしながら、リビングへと歩くと、
こういう時は、と、隠し持っていた煙草と灰皿を取り出す。
煙草を適当に咥え、
ライターを付けると、
カチッ、という音が鳴った。
一応、匂いが残らないように、ベランダへと出て、縁側のような場所で煙草を吸う。
煙がふわっ、と宙を舞う。
…煙草を吸うと、
海の臭いがする。
懐かしい、海と煙草の混ざったような匂いがした。
…気がした。
海の声を、顔を、表情を。
必死に掴もうとしても、
あるのは、
『灰色に濁った記憶と、汚らしい煙だけだった。』
…思い出せないのが悲しくて、
悔しくて。
気づけば一本目は終わっていて、
思わず、二本目を咥えていた。
煙草から出る灰色を、
何度も、何度も味わっても、
マッチ売りの少女のように、海が迎えに来てくれる事も、
満足感がある事もなく、
灰色が白く、消えていくと、
今までの記憶が、消えて空白になるかのように、
心に穴が空いた、とか、
そういうのでは無く、なんというか、
消えたら、もう何処にも無くなるかのような、
消えたら、終わり。
という感じがして。
…あの出来事を、悲壮感で終わらせられない自分を恨んだ。
喉の奥には、灰色の煙がまだ詰まっているのか、
咳をするたびに、海の匂いがした。
空なら、きっと水をくれるだろうな、
なんて思いながら、自分自身に水を喉に押し込んだ。
その後、喉は少しヒリヒリとした、
ーー
その後、にゃぽんと日本は夜中まで外にいて、一緒に合流して帰ってくるらしく、
俺は、昼にあんだけ寝たというのに、
いつのまにか、寝てしまっていた。
ーー
「この後おまけ(尺稼ぎ)」
ーー
???)上手くいかない…ッ、なんで…味方は沢山居るはずなのにッ…!!!!
???)…やっぱり、私が行動しなきゃなの…ッ!?
???)…もう少し凶暴な国を仲間に出来ればッ…!!
???)…そうよ!凶暴な国!
???)そうすればきっと、上手くいく!
???)大丈夫よ、
???)きっと、
???)上手くいく♡
暗い、暗い部屋の中、
???は一人、狂ったように笑いを浮かべた。
狂った彼女の行先は、果たして、
狂った地獄か、狂わした天国か。
ただ、確かな事は
この歯車は壊されていってるという事だ。
ーー
主)うわぁぁぁぁぁ!!!!6000字超えです!!!
いやぁ……急に視点が変わりすぎて、申し訳ない……、
だが、日本視点は重要だったんだ……そして日帝さん視点はほとんど使えなかったんだ…(日帝さんが寝ていたため。)
ここまで見てくれて感謝…!!!
あ、ちなみにというか、ちなみにじゃ無いんですけど…、
表紙をですね!!!!こんぶさんに!!!!!書いてもらったんですよ!!!!!
もう最高すぎですね感動…
ただ、表紙で全体像写せなかったのが悲しいすぎる……。
では、〆…。
ーー