それから毎日、お見舞いに行った。
あれから一週間。
今日もお見舞いに行く。
お見舞いに行くと、紡ちゃんは目を覚ましていた
「紡ちゃん!」「大丈夫?私のせいで事故にあっちゃってごめんね」
紡ちゃんの口からそんな言葉が聞こえた。
「え?」「何言ってるの?」
そこに紡ちゃんのお母さんがやってきた。
お母さんは泣きそうになりながら、「最近の記憶なくしちゃったみたいなの」と言っていた。
私はビックリして、何故か悔しくて、どうすればいいのか分からなくなる。
頭が真っ白になる。
どうすればいいのか。
紡ちゃんは私を助けてくれていた。
私も何か紡ちゃんのためにできることはないのか。
でも、こんな私にできることなんてあるのか。
怖かった。自分は何もできないのかと。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!