テラーノベル
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靴紐を揃えて、しっかりと立つ。
「あれ、兄貴どっか行くの?」
後ろから、顔を覗かせる。
「ん?あぁ、買い物に行こうと思ってな。」
「…俺も着いてく、危ないし。」
悠仁が、近付く。
少し、不安げな様子。
「… …?お兄ちゃんは大丈夫だぞ?」
変わらない返事。
「俺が脹相と一緒じゃないきゃ嫌だからそーすんの!」
手を掴んで、そう言う。
「…そうなのか?」
脹相は、少し…
驚いた表情を、見せた。
「なぁ兄貴、ダメ…?」
おねだりする様に、目を見る。
「じゃあ、一緒に行こうか。悠仁…」
表情は、幸福に。
気が付かず、変わった。
「あんがと!!」
「いま準備するから、ちょっと待っててな!!」
悠仁は、小走りで。
準備をしに行く…
… …
その姿は、微笑ましかった。
「あぁ、転ばない様にな。」
後ろ姿を、見た脹相は。
静かに、笑った。
コメント
1件
うわぁ…第5話、ほんわかする兄弟の日常、すごく良かったです🥺 悠仁が「俺が脹相と一緒じゃないきゃ嫌だから」って、ちゃんと手を掴んで言うところ、可愛いすぎます…。不安そうな様子と、おねだりするような目線がすごく伝わってきました。 脹相のお兄ちゃんとしての「転ばない様にな」って一言、優しさが滲んでて大好きです。兄弟の絆がじんわり伝わるお話、ありがとうございました🌙