太宰治 → 「」
江戸川乱歩 → 『』
モブ女 → 〈〉
_月_日
この日記を書くのは、乱歩さんへの想いを
何かに書かないと落ち着かないから。
告白したかった。でも
今日乱歩さんをたまたま見かけた。
声を掛けようとしたら乱歩さんの隣に女性がいた。
彼女らしい。いつも通りの笑顔で
「おめでとう御座います」と伝え早退した。
あんな女性よりも自分の方が乱歩さんを知っている。
乱歩さんが選んだことだ。別れさせようだなんて思わない
__と云ったらウソになる。
一度で善いから乱歩さんに「好き」と伝えたかった。
この日記はもう書かないかもしれない。
「__あれは…らんぽさ…ん…」
『ん?ああ、太宰か』
〈この人誰ぇ?〉
「ぁ…えっと…乱歩さんの部下…見たいなものです…」ニコッ
〈ふぅ~ん…?〉
『太宰…』
「えっと…あなたは…?」
〈私?私は乱歩君のカノジョよ!!♡〉ギュッ
『えッ…?』
「ぇ…かの…じょ…?」
『太宰…あのね__』
「かのじょ…そうなんですね…ッ!!
おめでとう御座います…ッ!!」ニコッ
「では…ッ!!」
気付いたら路地裏に居た。
気付いたらそこに座っていた。
気付いたら泣いていた。
「らん…ぽさ…あッ…ぇッ…」ポロポロ
「うぅ…辛すぎるよ…ッ」ポロポロッ
子供みたいに思いっきり泣いた。
泣き止むとすぐに帰った。
そして日記を書いた。
カキカキカキカキカキ
「ねぇ__、私は…
**“僕”**は如何したら善いの…ッ?」
♡→200
💬→2
コメント
31件
モブ女さ〜ん!ちょーっとこっちに来てもらえますかねぇ〜?ほんとにちょっと来るだけでいいんで その間にどうなるかは、、、ね?
初コメ失礼します めっちゃ物語好きです あとでモブ女さんにあいさつ行ってきます(ノコギリ持つ)