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「ドット、シよう。」

急に話しかけられたと思ったらまさかの内容で思わずノートの上を走らせていたペンを床に転がしてしまった。此奴は雰囲気という概念を知っているのだろうか。

「急すぎんだろ」

まだ収まっていない鼓動を落ち着かせるため、または照れ隠しの為に少し悪態をついた。

すると少し離れていたところにいたはずの空色が目一杯に広がっていた。

「え、ちょ…」

言葉を言いかける前に唇を塞がれてしまった。

が、そんな状態はすぐに終わり、ああ、舌は入れないんだなと少し残念に思っている自分に驚いた。先程まで同じ空気を吸っていた唇は薄く色付き、少し濡れていて艶っぽい。身体の奥が高鳴るのを感じた。

「シないのか?」

狡い。と正直に口に出してしまうと自分が期待している事を認めてしまうような気がして内心とは裏腹に中指を立てた。

「バーカだれがすっかよ!!」

大きな声で煽ってやろうと思っただけだったんだ。決して口内への侵入を許可した訳では無い。だが彼奴の目の前で口を開けるというのはとても浅はかだった。

先程の触れるだけのキスとは違い乱暴に舌を絡ませてくるキスは体温と気持ちを上昇させた。

吐息9割の声が漏れる度に此奴が嬉しそうな顔をするのがたまらなく愛しい。愛しくて、興奮する。それはあちらも同じなようで下半身が張りつめていた。

気持ちいい。そう感じることができ、やっとここからという時に口が離れた。

「ん、らんす、…?」

「結局ヤるのか?」

返事は当たり前だが了承。

了承なんてしなければ良かった。

ここからが地獄だということをこの時と俺は知る余地も無い。

無知な彼奴のせいでイキっぱなし状態になっちまう

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コメント

4

ユーザー

やばい良すぎて…怒られてるからこっそり見てたのに良すぎて良すぎて叫んじゃったwwwマジそろそろ♡ぬw

ユーザー

続きが楽しみ!ドット可愛すぎ案件🤦‍♀️

ユーザー
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