TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

アフタースクール(🐷🍌♀)

一覧ページ

「アフタースクール(🐷🍌♀)」のメインビジュアル

アフタースクール(🐷🍌♀)

1 - アフタースクール

♥

175

2025年06月04日

シェアするシェアする
報告する

※dzr社・nmmn・学校パロ

ご本人様には一切ご関係はありません



同級生設定(🐷🍌♀)・モブ🍌あり




⚠️純粋さん・地雷持ちの方は閲覧注意⚠️




上記の内容に問題のない方はご覧下さい。





ーーーーーーーーーーーーーーーー




🍌seed



キーンコーンカーンコーン………


👨‍🏫「よし、じゃあ日直、号令ー」

👤「起立、礼」


ガヤガヤ


🍌「めん、帰ろ〜」


私はおんりー。高校1年生。


🐷「おう、今日ゲーセン寄ろうぜ!」


そして、寄り道先を提案してくれている彼は同じく高校1年生のMEN。私の幼馴染で……私の彼氏。家が近いこともあり、お互いの部活がない日は必ず一緒に帰っている。


🍌「いいね、行こ…」

👨‍🏫「おんりーと熊澤、ちょっと来てくれ!」

🍌「……ごめん、ちょっと行ってくる!」

🐷「りょーかい」


もう、せっかくMENと帰ろうとしてたのに…。私は渋々、先生の元へ向かった。


👨‍🏫「この新規学校図書の希望用紙を、図書委員の2人に司書の先生まで届けて欲しいんだ」


私は図書委員にも所属している。中学生の頃は学級文庫の管理だけで楽だったのだが、高校の図書委員は先生から頼まれる雑用の量がかなり多い。ちなみに、MENは『委員会はめんどくさい』とのこと。


🍌「分かりました。」

👨‍🏫「すまん、助かる…」


私が先生の頼みに承諾すると、先生の言葉に被せるように熊澤くんが文句を言った。


👤「はぁ〜?俺、今から帰ってゲームするんだけど…だっる。」

👨‍🏫「ゲームするだけだろ笑…少しは手伝え」

👤「チッ。わーったよ、やればいいんだろ!!」


熊澤くんも少し苛立ちながら承諾した。


🐷「先生なんて?熊澤めっちゃ怒ってたけど」

🍌「終礼で集めた用紙を司書の先生までって」

🐷「なるほど笑」


理由を説明すると、MENは彼の気持ちを理解したのか、苦笑いしながら相槌を打った。


👤「おんりー、行くぞー!!」

🍌「今行く!!…すぐ戻ってくるね」

🐷「はいよ〜」


私はMENにそう言い残し、教室を後にした。


👤「はぁ…こんなの量少ないんだから、ぜってぇあいつ1人で行けるだろ…」

🍌「まあまあ笑」


こんな感じで、熊澤くんは図書室に向かう道中もずっと文句を言っていた。


👤「……ま、お前と…とか……だけど…ボソッ」

🍌「ん、何か言った?」

👤「なんでもねぇよ。」

🍌「そう…?あ、図書室着いたよ!」


彼が呟いた言葉に疑問を抱きつつ、あっという間に私たちは図書室に到着した。


ガラッ


🍌「斎藤先生、新規学校図書の希望用紙持ってきました。」

👩‍🏫「ありがとう。助かったわぁ〜」

👤「よし、じゃあこれで仕事終わりな!おんりー行こうぜ!!」

🍌「う、うん。失礼します…汗」

👩‍🏫「はぁ〜い、気をつけて帰るのよ〜 」


熊澤くんに急かされたので、私は彼の背中を追うように図書室を後にした。


👤「おんりー、早く来いって!」

🍌「ちょっと、そんなに急かさないでよ。そんなに急ぐなら1人で帰ったら良かったのに…」

👤「それじゃダメなんだよ!おんりーに用があるんだ。」

🍌「え、私に…?」

👤「……こっち来てくれ!」

🍌「…!?」


用があると言ったと思ったら、次は私の腕を鷲掴みにして、人気の少ない廊下の方へ連れていかれた。一体、私に何の用なの…?


👤「うし、着いた」


ガラッ


私が連れていかれた場所は、先生の資料などでほぼ物置状態の小さな教室だった。本当に小さな教室で、経費削減のためか電気が付いておらず少し薄暗い。怖いものが苦手だから、早くここから立ち去りたいところだ。


🍌「あの、ここに何のy……!?」


ドンッ


👤「俺、委員会で一緒になってから可愛いな~って思ってたんだよな♪」

👤「なぁ、俺と付き合ってくんね?」

🍌「はッ…はぁ!? 」


物置教室の片隅で壁ドンされながら告白。本当に好きな人なら、ドキドキして、嬉しくて、きっとOKしていただろう。でも、私にはMENという素敵な彼氏がいる。


🍌「ご、ごめん…。私、彼氏いて……汗」

👤「…は?知らねぇんだけど。そいつ、誰?」


さっきの明るく弾んだ声とは打って変わって、少しドスの効いた低い声。私は豹変した彼の雰囲気に驚き、小さな声で答えた。


🍌「め、めん……です。」

👤「MEN……あぁ、あいつか。」

👤「あいつのどこがいいんだよ。あんな奴より、俺に乗り換えたら?笑」

🍌「なッ…!そんなことするわけ…」

👤「チッ…ごちゃごちゃうるせーな。こりゃあ、お口より『身体で』教えた方が良さそうだなぁ?」

🍌「ひッ…!?泣」











🐷seed


🐷「………遅い。」

🐷「遅すぎるっ!!」


ガタッ


今、俺は幼馴染で彼女のおんりーが委員会の仕事から帰ってくるのを待っていた。おんりーは『すぐ戻る』と言っていたのだが、一向に帰ってこない。俺は我慢の限界で、勢いよく自席から立ち上がった。


🐷「ここから図書室は遠くないはず。1回覗きに行くか…。」


おんりーは本の虫とまではいかないが、司書の先生と話が弾むくらいには読んでいる。だから、司書の先生との話が長引いている可能性がある。俺は、おんりーを探しに図書室へ向かった。


ガラッ


🐷「すんません。おんりーいますか?」

👩‍🏫「あらぁ?おんりーさんなら5分くらい前に出ていったわよ~?」

🐷「……どこ行ったか知ってたりします?」

👩‍🏫「そういえば、もう1人の図書委員の男の子がすごく急かしてたわねぇ…。」

🐷「ッ…!」


そいつって、まさか熊澤…?あいつッ…『次』はおんりーをターゲットにしていたのか!!

実は、彼と同じ中学校だった奴から変な噂を聞いていたのだ。なんでも『可愛い女の子に手当り次第アタックして、反抗すれば無理矢理やらしい事をしようとしてくる』らしい。

そのターゲットにおんりーが選ばれたのだ。前から彼の噂を聞いて警戒はしていたのだが、全然気づかなかった…!!早く見つけないと…おんりーが危ない!!汗


🐷「あざっす!ちょっと俺、おんりーの事探してきます!!」

👩‍🏫「気をつけるのよ~?」


ダッダッダッ……


🐷「お、おんりーッ…どこだ!?汗」

👤「おー、MEN。何してんだ?」

🐷「あッ…田中!ちょうどいいところに…おんりー見てないか!?それか熊澤っ!」


こいつは田中。クラスは違うが、同級生で俺の部活仲間だ。唯一、俺とおんりーが付き合っているのを打ち明けた、信用できる男だ。


👤「おんりー…ちゃん……、ってお前の彼女じゃなかった?」

🐷「あぁッ…、図書委員で教室を出ていったっきり帰ってこなくてッ…!汗」

👤「それまずくね…って、あ、待てよ…?」

🐷「なんだ?!」

👤「さっき、ここの廊下で見かけたわ!確か、あっちの空き教室に向かってたかも…。」

🐷「え、まじサンキュー!!俺、ちょっと行ってくるわ!汗」

👤「おう、気をつけてな!!」


超有益な情報を手に入れた。本当に俺はいい友達を持った。今度、お礼しないとな…


🐷「おんりー…待ってろよ!汗」


そう願いながら全速力で走っていると、微かに人の声が聞こえた。彼の言っていた通り、あの空き教室から。


🍌「――!―――!?」

👤「―――!!―――?」

🐷「ぐっ…間に合えッ!」


俺は、ノブに手を伸ばしドアを開いた。


ガラッ


🐷「おんりーっ!!!」

🍌「ッ……めんっ!泣」


ドアを開いたその先は、俺のどす黒い何かが湧き上がってきそうな光景だった。熊澤の手は、 おんりーの制服のボタンを外そうとする直前。おんりー本人も怖かったのか、頬を伝って涙がポロポロとこぼれている。


👤「チッ…もう見つけられたか。」

👤「ま、顔は俺より劣ってるけど、その探し出した男気だけは認めてやるよ♪」


そのとき、俺の頭の中で何かが切れた。


🐷「てめぇッ…!!怒」

🍌「めんっ、ストップ!!汗」


俺は、おんりーの言葉ではっとなった。頭に血が上って怒りが爆発したのか、気がつけば胸ぐらを掴み、今にも殴りそうだった。


👤「んだよ、最後まで殴れば良かったのに笑」

🐷「はっ、俺もそこまで短気じゃねぇよ」

🐷「ただ……、今回のことは先生に報告する。ここは中学校じゃねぇんだ、高校では相応の罰が下ると思うぜ。」

👤「くっそ…!」


ダッ


熊澤は決まりが悪そうにしながら、教室から走り去っていった。


🐷「ふぅー……おんりー、大丈夫だったか?」

🍌「ッ……めん…!泣」


ギュッ


🍌「こッ…怖かった…!告白、断ったのに…ぐす……急に怒ってきて…泣」

🐷「そっか…。すぐ来れなくてごめんな」

🍌「ううんッ…助けに来てくれて…ありがとっ」


俺の胸の中で泣きながら、感謝を伝えてくれた。あぁ、おんりーが無事で良かった。


🐷「にしても、ここまじで狭い教室だな。笑」

🍌「そうだね………。ねぇ、ここに来るまで、教室の外に誰もいなかった?」

🐷「あー、途中で田中に会ったけど、それ以外はいなかったな。」

🍌「そっか。じゃあ……」


ちゅっ♡


おんりーは、俺の唇にキスをしてくれた。


🍌「助けてくれたお礼…めん、大好き♡」

🐷「…おう!!俺もおんりーが好きだ。」


ちゅ♡


俺はさっきよりも甘いキスをした。


🐷「…さ、あんな奴は忘れてゲーセン行こうぜ!今日は暗くなるまで付き合うからさ!」

🍌「うん!!」


おんりーは、とびっきりの笑顔で微笑んだ。





ーーーーーーーーーーーーーーーー




読切ノベル2作目、読んで頂きありがとうございました~!!!


今回は激しめではなく、ちょっと甘い感じで締めさせてもらいました!

こういうのも『青春だな~』って感じでいいですよねー((((主、現役JK



【お知らせ】

モブのマークを『👤』、学パロなどで登場する先生は『👨‍🏫』や『👩‍🏫』で表現することにしました。それと、モブの中でも主要人物(ストーリーにおいて重要な人)の苗字を定着させていこうと思ってます!(名前は未定)

⬇⬇⬇最初期メンバー(仮)⬇⬇⬇


熊澤(くまざわ)・・・ヤンキー。某ガキ大将っぽい立ち位置(性格は一緒にしないであげてくださいね笑)。いつかいい役も頼みたい。


田中(たなか)・・・MENやぼんさんと気が合いそうな明るくて、フッ軽タイプ。ストーリーによっては真面目役も。


足立(あだち)・・・ノリが分かるタイプ。先生とかだと、学生の気持ちに理解のある新人的存在…?(ちなみに、今回の👨‍🏫はこの人。)


斎藤(さいとう)・・・一旦、唯一の女性キャラ。明るい人で本結構読んでそう。(偏見)


最初期のメンバーはこちらで行こうと思います!もし『まって、知人にこの名前の人いて気まずいんだけど…』など、何かあればすぐコメントしてくださると嬉しいです。(特に田中とかたくさんいると思うので)すぐに『○○くん』とか『△△さん』とかに訂正します!

問題なければ『大丈夫!!』とコメントしてもらえると分かりやすくて助かります。

これは、あくまでも新しい試みなので、アンチコメは勘弁してください…笑



現在、女体化シリーズの番外編制作中です!リアルが忙しく、書くスピード遅めです。ごめんなさい~!!!泣

(実は、ぼんさんのお誕生日FAもまだかけてないんです。早く描かないと汗)

この作品はいかがでしたか?

175

コメント

6

ユーザー

モブの苗字大丈夫です!! 漢気あふれるMnが良きでした、!(?)

ユーザー

甘々最高ッッ!(*`ω´)b 新しい試みでこれって凄い良きですなぁ…! 番外編もわくわくしながら待ってるね!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚