テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
俺たちは今 マンションの9階にいる
街に火事が起きていた
俺が恋人のために起こしたのだ
彼と腐った町を抜け出すために
どうせなら大きなことをしよう
そしてこのまま2人で逃げて
罪悪感を背負って生きていく
人生にスリルを求める彼と何故かそう決めていた
俺はどうやら 風 を 操れるらしい
街全体は炎に包まれている
雨のない台風。
風の影響もあり炎は休みなく燃え移った
等々 広い範囲が炎で 囲まれた
シロ「更に風が大きくなったらどうなるんやろね」
寂しそうに、何処かワクワクしたような表情を浮かべた彼は街を見ながらそう言った
クロ「やってみるよ。」
俺は 両手を広げ、 風を強くなるように思った
するとすぐに風は大きくなり
炎がボワッと大きくなった
シロ 「 凄い ! 」
彼と俺は何故か笑っていた
凄く楽しくて、 ぞくぞくするこの感じ
このままだと俺たちまで炎に飲まれてしまう
それは計画通りでない
どうすればいち早く此処を出られるか考え
彼を横抱きにして走り出した
クロ 「ねえ、 このまま逃げて 2人で生きよう」
シロ 「 勿論 」
俺は何故 こんな事をしているのだろう
彼を愛して居るからか
時間が無いので9階から飛び降りた
普通なら死んでいるが
どうやら風を操れる俺の身体能力は上がっているらしい
幸せと罪悪感でいっぱいの胸
このはりさけそうな気持ちが
走るエネルギーだった
こ れ ら は 今 日 見 た 素 敵 な 夢 で す