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学パロ
smshk
兄弟設定
………
shk.side
俺は兄が嫌いだ。
兄は勉強も出来るし、運動も出来るし、大会も出れる。
そんな兄はいつも母さんと父さんに褒められていた。
「流石は自慢の息子」「育てた甲斐があった」「この子なら将来優秀ね」
いつも暖かく、声援の言葉を受けていた兄。
俺が頑張っても褒めてくれないのに、兄の時だけ、
「お前は兄を見習ったらどうだ」「あなたももう少し頑張ってくれないと、親としての恥だわ」
兄とは逆の言葉をかけられる俺。
別にいいだろ。俺は俺なんだから
俺は兄じゃないんだ
だから、
だから…
「もう…..比べないでくれ…」
…….
また嫌な一日が始まった。
朝は両親が居ないから安心だけど、問題は学校だ。
学校でも兄との差は変わらない。
クラスからの罵倒、皮肉、
「どうしてお前なんかがあの人の弟なの?」「天才の家庭に生まれた馬鹿っているんだなw」
クラス中に響く笑い声が頭の中を劈く。
うるさい….うるさい……うるさいッ!!!!
先生「…おい緑川」
先生「…お前大丈夫か?顔色が悪いが、」
「….そうですかね」
先生「具合悪かったらすぐ言えよ」
「はい」
先生「じゃあ授業始めるぞー」
……..
放課後
俺は先生に渡されたプリントを職員室まで運んでいた。
渡り廊下から見える校庭
部活をしている子。友達と帰っている子。
…..何であんな輝いて見えるんだろ、
「…早く届けて帰ろ」
……
職員室に届けてきたから、後は帰るだけ。
「….帰りたくねぇ、」
家に帰ったらまた兄と比べられる。
…..帰らなくても心配しないだろうな
「….」
?「….帰らないのか」
「….帰るよ」
?「…なぁ、お前……何か悩んでるのか?」
「….別に」
?「じゃあ何でそんな暗い顔してんだよ」
「…兄ちゃんには関係ないだろ」
sm「家族だから関係ある」
「….あっそ」
sm「…..なぁ、何でそんな悩んでるんだよ」
「悩んでない」
sm「悩んでるだろ」
「悩んでないって、」
sm「その顔で言われても説得力な」
「だからないって言ってんだろッ!!」
sm「….」
「….今日家帰らないから」
sm「…は?」
「…じゃあな」
sm「ちょ、、シャークん、!」
…….