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みなさん久しぶりです。
今回は「共依存」をテーマに書きました。
言葉「」
心の中〔〕
四季 「最近妙に過ごしやすいんだよな〜」
日常での何気ない一言。
四季は鬼神の子だ。
桃が四季を狙い、休むもなく警戒しなくてはならない。
四季も自分の価値をよくわかっているからの言葉。
鬼からの嫉妬、妬み、蔑み、期待、羨望、知らない人からのいろんな目線も慣れている。
でも、最近それが不思議と減っているのだ。
楽になったと言ったら楽になった。
でも怖いのだ、急にあるはずのものがなくなるのは。
皇后崎「バカの勘違いだろ」
隣に座っている男が言った。
皇后崎迅、黒マスクに妙に落ち着いた雰囲気
四季の同期でよく四季と喧嘩している。
無陀野に2人とも何度も怒られているはずだがその場だけ反省して全く辞める気配はない。
四季「は?お前喧嘩売ってるだろ!」
また始まった。
日常の一部である、四季と皇后崎の喧嘩。
周りはそれを微笑ましく見る。
いつもの光景。
皇后崎〔お前は”今は”まだ知らなくていい。全てが整ってから教える〕
そう皇后崎は小さく心の中で誓って、宣告して席を立つ。
皇后崎「俺は出てく。お前は休め」
子供を宥めるような好きなものを大切に扱うような優しい声なのは気のせいではないだろう。
四季「おう!ありがとな!お前も休めよ!」
ニコッと笑って軽く手を振る
その行為にいったいどれほどの人間が落とされてきたことか、本人はまるでわかってない。
皇后崎はその笑顔をみて少し耳を赤くして足早に部屋を出て行った。
四季「でも、逆に怖いんだよな。平穏な生活も」
少し前から桃に狙われ続ける生活と鬼の目線を受けて注目の的だった四季にとって静かな生活は無縁の世界だった。
だからこそ、今の生活が怖いのだ。
いつまたあの時みたいに「壊れる」のかが分からないから。
四季は無言で机にうつ伏せになる。
四季「あー、嫌な考えした、」
四季には秘密がある。
いつもポジティブで周りを照らさんばかりの四季も1人になった時は普通の子供になる。
嫌なトラウマが脳内を支配し、思考を邪魔する。
囁くのだ、最愛の人の声で。
『お前のせいだ』
怖いのだ、自分の愛した人が手からこぼれ落ちていくのが。
だからできる限り大切な人のそばにいたい。
でもそれを周りは望んでいないかもしれない。
思考が堂々巡りをしていまだに答えはない。
1人になった瞬間、体が言うのだ。
『今この瞬間大切な人が戦ってるかもしれない。
死ぬ間際かも』
四季には力がある、鬼神の力。
周りを助けれる力が。
だからこそ、人を失うのが誰よりも心にくるのだ。
四季の目尻にうっすら涙が浮かぶ。
四季「誰か、」
そこから数十分後部屋の中には四季の小さい嗚咽と寝息が混じった声だけが残った。
⁇「寝たか」
四季がいる部屋の遠く。
盗聴器で何人もの人が四季の寝息を聞きていた。
⁇「可愛いね、四季くん。本当俺たちがいないと何もできないんだから」
片耳だけにピアスをつけた男がふふっと楽しそうに心底嬉しそうに笑う。
⁇「俺達もでしょう?四季くんがいないと何もできないのは」
落ち着いた三白眼の男が独占欲を丸出しにして返す。
自分達の物だと言わんばかりに。
⁇「私は一ノ瀬さんが安心して寝られるのなら、なんでも、」
少女が不安気に、でも芯をもって言う。
心の底から四季を心配して愛しているのだとわかる。
⁇「そうですね、四季くんが少しでも安心してくれるなら。」
メガネをかけた男の子が言う。
少しの独占欲と絶対的に守ると言う信念を感じる声
⁇「あーあ、早く堕ちてきてくれないかなー」
軽い一言。
サングラスを開けている男が言い放った。
その裏には隠しきれない独占欲と自分に堕ちるという絶対自信が滲んでいる。
⁇「あいつが俺達を求めるまで待つ、、か。」
猫みたいにぴょんと髪が跳ねている男が言った。
待ちきれないという感情がその一言でよくわかる。
⁇「少年の意思を尊重するのはGOOD‼︎」
ある男が場違いな程に元気な声で血を吐きながら言う。
その声の四季を縛り付ける少しの罪悪感とそれでも欲しいと言う渇望にこの場の何人が気付いたのか。
⁇「四季くん寒くないかな、」
赤いマフラーを首に巻いた男の子が心配そうに言う。
心配と隣に行きたいと言う願望が言葉の裏に見える。
⁇「私が持ってってやるよ!お前の分も用意してやるからな!」
ショートカットの女の子元気に言い放った。
その言葉に四季と赤いマフラーの男の子への独占欲と狂おしいほどの執着と愛情が見える。
女の子の言葉に少し部屋の中がピリッとしたのは気のせいではないだろう。
四季は眠り続ける。
周りの異常なまでの守りに気付かずに作られた箱庭で周りだけを頼る様に仕向けられて。
あるいは気づいて無視してるのか。
真相は闇の中である。
コメント
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安定の下手ですね。 「⁇」の考察待ってます