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6 - 膝枕【青桃】

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2023年07月28日

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「ないこ、一個だけお願い聞いてあげる」

「へっ、」

突然、まろに言われた台詞。

特に今日は記念日でも何でもない。

はっきり言って、疑いしかない。(

「ッ何が目的……?」

「っはwそんな構えんなやww何も目的はないで?w」

まろがふっと吹き出し、笑いながら言う。

……目も笑ってる…。

何か企んでるとかではないっぽい……

「っじゃあ、……膝、枕……したい…」

え、待って自分で言っといてめちゃめちゃ照れるんだけど。

まろの方を見ると、何も言わずニマニマとほくそ笑んでいる。

くそっ……//

「じゃあ俺は、下でええんかな?」

その言葉に頷き、正座して待っていると

柔らかい髪の感触と、重みが伝わってきた。

そして、まろと目が合う。

わ、なんか見下ろせる優越感。(

自然と腕がまろの頭へ伸び、撫でる。

まろは目を見開いて驚いたような表情をするが、すぐ心地よさそうに笑った。

やっぱ、こいつ顔面良いな…//

「いつもは俺が下だからなんか優越感……w」

そう俺が口にすると、まろの表情が数秒固まり、

撫でていた左手を握って、薬指あたりにキスしてきた。

「へっ…///」

「こうやって、ないこを赤く出来る方が優越感…♡」

そう、さっきみたいにほくそ笑む。

まろに手のひらの上でくるくる踊らされる。

俺は、上でも、まろを思ったように出来ないみたいです……。


「ないこたん。 まろさっきのムラついたんだけど」

「嘘じゃん……」

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