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五条視点
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今日も今日とて疲れた…
久しぶりに傑達と会って…いつも通り任務をこなして…
色々あったけど今日は津美紀の誕生日だ。早く恵ん家行かなきゃ!!
ワクワクした足取りで高専を出る。すると
「悟?」
最悪だ。この声は…
「傑…」
「やあ、お昼ぶりだね。どこかに行くのかい?」
「別に、」
これ以上すぐるに迷惑かけたくない。早くめぐみの所へ行きたい…
「五条さん。」
「恵!!!」
大好きなめぐみの声が聞こえた。安心する。僕をむかえにきてくれたのだ。
僕は恵の所へ駆け寄る。
「行きましょう。準備は整っています。」
「うん!!!!」
傑はなんだか不思議そうに見ていた。何か気に触ることがあったのだろうか…?
その場にいるのが怖かった。僕は恵を引っ張って足速にそこを去っていった。
「五条さん?どうかしたんですか?」
「…ううん、なんでもないよ」
「…そうですか。」
恵は何かを感じ取ったのか、それ以上は踏み込んで来なかった。
傑視点
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今日は猿の相手ばかりしていていつもより疲れが溜まっていた。
お昼も悟に嫌味ったらしく「最強なんだから感情を制御しろ」と言ってしまった。
それはこちらに全て返ってくるのにな…
漫画ではトホホ…という効果音がつきそうな感情で高専に向かう。
高専の近くに来ると、ルンルンしている悟を見つけた。
「悟?」
悟は驚いた表情を見せた後、なんだか恐怖を感じているようだった。
「傑… 」
絶望したような声で私の名前を呼んだ。昼のことを気にしているのだろうか…
悟は機嫌が悪くなると面倒くさい…高専の頃からそうだった…だからみんなそれが面倒だったのでもう関わらないでおこうとしていた。けれどももう悟ももう大人だ。高専の時よりかは、というか悟はもう自分の感情を制御出来ているように見える。というかしすぎている…
制御できていないのはいつのまか私達になったのかもしれないな…と考えつつ、
「やあ、お昼ぶりだね、どこか行くのかい?」
と何も気にしていなさそうに質問してみる。
返答は「別に」。素っ気ない…こんなに無愛想だっただろうか…?私はなにかしてしまったのか…?
すると
「五条さん。」
突然現れた恵の声を聞くと悟はさっきまでと一変し、まるで太陽のように明るい笑顔になった。そしてすぐに恵の所へ駆け寄った。これは…完全に…
私はたぶん、いや確実に悟に嫌われた。何故だ?
恵と悟は少し会話しているように聞こえたが、嫌われた事実の事しか考えられず、何も聞き取れなかった。
いつの間にか2人はどこかへ行ってしまっていた。
これは…硝子に報告する必要があるな…
恵視点
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夏油先生。悪いが五条先生は俺のことが大好きだ。
あなたの何倍も。
俺から言えることはただ1つ。
ざっまぁぁぁあぁあ!!!!
続く