注意
・ 一部原作と違うとこ〇
・口調迷子
・夢主が〇〇です
「」▷〇〇
『』▷ 他
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リレーが終わり、私たち2年は日陰で他学年の応援をしながら待機していた。
日陰と言っても微妙に日差しが強く、暑くて人もぎちぎちなのでとてもじゃないが苦しい。
〇〇 ( きつすぎる ... )
襟元をパタパタと仰がせて汗を拭う。
少しばかり風が通って涼しい。
そこへ大型犬がやってきて〇〇の手を引く。
黄瀬 『 〇〇っち、こっち 』
〇〇 「 え、ちょ 」
されるがままに手を引かれてやってきたのは木陰の場所。
さっきより人も少なくて風通しもいい。
〇〇 「 涼しいー … 」
黄瀬 『 ここ、俺らが外周してるときの穴場なんスよ 』
しばらく二人で涼みながらゆっくりとしていると、黄瀬が口を開き
黄瀬 『 … 〇〇っちって好きな人いるんスか?』
と質問してきた。
その眼はまっすぐ〇〇を見つめて、真面目に聞いているのがわかった。
〇〇 「 いない…かなぁ 」
黄瀬 『 … ほんとっスか? 』
〇〇 「 急にどうしたの?笑そんなこと聞いても得しないぞ 」
好きな人は本当にいない。
そう言い張る〇〇を黄瀬はじっと見つめて
黄瀬 『 じゃあ質問を変えるッス 。… 青峰っちのことどう思ってるっスか? 』
〇〇 「 うーん…どうと言われても、友達ってだ ..... 」
“ 友達ってだけだよ “
そう言おうとするのをやめたのは彼が私を抱きしめたから。
いくら友達でも異性に抱きつかれると拒絶するだろう。
でも、それは不思議となく
受け入れていた。
黄瀬 『 こんなんされても俺の事なんとも思わないんス … … か 、 』
言葉に詰まった。
好きな人が俺に初めて見せた顔。
〇〇 「 黄瀬く、 … ん ? 」
いつも落ち着いていて冷静だったときとは対照的に今はとても困惑していて顔を赤らめている彼女は、
黄瀬 『 か… わい、 』
そう口ずさんでしまうほど、好きだと思った。
虹村 『 おーいマセガキぃ 』
黄瀬 『 んが … っ ?! 』
気まずい沈黙が流れること数秒。
その沈黙が途切れたのは大型犬の頭を誰かが叩いた時だった。
虹村 『 お前ら整列だぞ? 』
黄瀬 『 え、これから他の部活戦リレーじゃ … 』
虹村 『 だーかーらー 、部活戦リレーは全部活動がやるんだよ。』
黄瀬 ・ 〇〇 「 ええええ ?!?! 」
私たちは同時に声をあげた。
📢 〈 続きまして、部活動戦によるリレーです。サッカー部、野球部、バスケ部、バレー部、〜〜〜〜 ...
整列をしながら待機していると、大型犬が泣き言をほざいていた。
黄瀬 『 っつーかマジっスか!!!俺さっきのリレーでもう体力残ってないっス〜!!泣 』
〇〇 「 黄瀬君、さっきのリレー全力で走ってたもんね 」
黄瀬 『 そりゃ ...〇〇っちに見られてたから本気出すしかなかったし 、 』
〇〇 「 また調子いいこと言って〜 」
黄瀬 『 … 調子よくないっスよ。俺、いつも本気なんで 』
そう言って笑う大型犬の目はさっきと同じ目をしていて少し冗談じゃないのが伝わってくる。
それよりも私は _____
〇〇 「 あの、 … 誰 ?? 」
しれっとバスケ部のところに整列している黒髪の先輩?らしき人に目がいった。
黄瀬 『 虹村さんスか? 』
聞けばバスケ部の主将だったとか。
バスケの腕は確からしい。
〜〜〜
グラウンドの中央。
歓声の声が上がる中〇〇は少しだけ緊張していた。
そんな中黄瀬が突然〇〇に耳打ちした。
黄瀬 『 青峰っちに勝ったら俺のことも呼び捨てにしてくださいっスね 』
彼にはいつもドキドキさせられる。
不意打ちの多い人だ。
青峰 『 妙に上がってんな黄瀬。』
黄瀬 『 まー約束したしされっぱなしは嫌なんスよ。 』
2人は同着だったとか。
次は騎馬戦。
さてどんな試合が繰り広げられるのだろう?







