テラーノベル
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現在時刻、夜の10時。
佐野「ん〜仁人…♡、餅…」
吉田「餅やめろ…」
ベッドで俺のほっぺを押したり引っ張ったりしながらそう囁いてくる。
佐野「なーに仁ちゃん笑。久しぶりだからって緊張してんの?」
吉田「いや緊張っていうか」
吉田「…前科があるだろ…」
佐野「前科…?」
佐野「…あー!、、事務所の?」
吉田「それ以外ない」
そう、数日前のこと。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
〜〜〜
佐野「ごめんごめん笑、1回させて」
吉田「ん、」
・・・
ドタドタッ!!
吉田「わっ、なに、え…」
佐野「…もしかして…見られた…?」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ああ、今思い出しても吐き気がする。
いつもは家以外ではしないのに、あの時だけ許してしまった俺が馬鹿だった。
一体誰に見られたのだろう…胃がキリキリしてきた。
吉田「あれもうどうすんだよ…相手が相手だったら俺ら一巻の終わり…」
佐野「いやでも俺あれさぁ、メンバーの誰かだと思うよ。」
吉田「いやそうだとしてもそれはそれで終わりじゃん?!」
佐野「下手に後輩とかスタッフさんより良いだろ!」
吉田「それはそうだけど…」
佐野「…あそこの部屋、3人のうちの誰かのサングラスおいてあったから、多分あれ回収に来たメンバー!よし、そういうことにしよう!な!」
吉田「そうだとしても終わり…」
佐野「でも別に誰かから連絡きたりだとかしてないんだろ?俺はない」
吉田「してはないけど…あ〜もう…」
ほんともう、これで晒しあげられたら俺はこれからどうすればいいのか。
佐野「…吉田さん?」
これで大問題になったら、今までの俺らの苦労全部水の泡…勇斗にも、他のメンバーにも、家族にも、全方向に申し訳ない…。
佐野「おいちゃーん…」
社会的に終わり…あの時追いかけるべきだった…。皆ごめん…
佐野「仁人」
顎を掴まれ顔の向きを変えられ、勇斗と目が合う。
吉田「あ、」
佐野「俺見てよ」
吉田「ごめ、…」
言い終わる前に唇が重なる。
恋愛経験が極端に少ない俺は、いつまで経ってもただのキスにさえ全く慣れない。
心臓だけがうるさく鳴って、体は固まったままになってしまう。
佐野「考えすぎ。今は俺に集中してよ」
返事をする間もなく、もう一度唇が重なった。
先程のような触れるような、短く押し当てるだけのキスではない。
長くて、しつこくて、息が苦しくて…
吉田「んん、…んー!っはぁっはーっ」
佐野「もー、仁人いつになったら慣れてくれんの?鼻で息しろって…俺もっとしたいよ…」
吉田「無理、慣れな、…」
吉田「。。」
キスをすると、開けっ放しのドア。走り去っていく足音。凍りつく空気。頭の中が真っ青になって、勇斗の顔すらも見たくなかった、あの時の光景やこれまでになかったほど早い心臓の鼓動が思い出される。
佐野「なに、どうしたのさっきから」
吉田「…あー!やっぱ無理!」
佐野「え?」
吉田「前科あるから俺なんかずっと見られてる感じして出来ない…」
近くにあった枕を顔面に押し当てて、その枕を抱き枕のように抱きしめる。
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88
35
ぴざぶどう。
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…うっすら勇斗の香水の匂いがする。俺と好みが似てて…あ、すごいなにこれ…落ち着く
佐野「あっ、え、寝ようとしてる?え、仁ちゃん?」
吉田「…寝たいって言ったら寝かせてくれんの?」
佐野「それは〜…無理かも…」
吉田「はぁ」
佐野「ん〜でもそっかぁ、気になっちゃって無理かぁ…うーん」
吉田「ドアの方が気になる…」
佐野「ちゃんと閉まってるよ?」
吉田「でも…」
佐野「え、じゃあ…目隠し…」
吉田「はっ?!バカかッ!!まだそういうのいいから!!」
佐野「まだ…?」
吉田「今のなし」
佐野「…あ、じゃあ布団の中ですんのは?それなら気にならない」
吉田「あ〜…」
十数分後。
吉田「ぁ”〜っつい…!!ぁっちょ、まって、いっかいとまっ、!!」
吉田「っぁ”、はやと、!!」
佐野「はぁ、…俺も暑い…」
初めはいけそうだと思ったがやはり布団の中は暑いし息が苦しすぎて布団から頭を出す。
勇斗が身体を起こさせたので布団がはらりと落ちる。
吉田「はぁ〜…布団の外涼し…」
佐野「水…」
ごくごくとペットボトルの水を勢いよく流し込む。やけに爽やかで、様になっていて…こういうCMもそのうち出るだろうなこいつ。てかまだ俺にぶっ刺さったままなんだが。
吉田「なんかそんな…スポーツ中みたいな…」
佐野「笑、ある意味な」
吉田「うるせえ…」
佐野「ほら仁人、ペットボトル冷たくてきもちいよ」
ピタ、と首元に当てられる。
吉田「あ、ほんとだ…きもちぃ…」
冷たすぎなくて、丁度少しひんやりする程度。今一番求めている温度だ。
佐野「いや、そのペットボトルにスリスリすんのやめて?」
吉田「え?」
佐野「普通にその、ね。心臓痛くなる」
吉田「はぁ…?」
佐野「よし、おいちゃんも水一口飲んで。試合再開しよう」
吉田「やかましいわ…」
山中side
曽野「あーもう分かった!!普通に聞こうよもう!!」
塩﨑「ん、急にどしたん?」
3日ぶり位に3人でまた通話をしようと舜太から連絡がきて、入って第一声がこれ。
山中「え、なになに笑」
曽野「あなた達付き合ってますよね!!って!」
塩﨑「何があったん?」
曽野「いやー俺考えてたんよ。今日仕事から帰ってきてからずぅーっと」
山中「いやもっといい時間の過ごし方あるだろ」
塩﨑「ははっw、柔辛辣笑笑」
舜太の言っていることをまとめると、普通に全てがめんどくさくなったのでもう単刀直入に聞こう、という話だった。
曽野「それになぁ、俺めっちゃいい方法あんねん」
塩﨑「っしゃ、言うてみ」
曽野「あんな、普通に俺達皆で冷やかしてたらまず仁ちゃんが嫌がると思うで」
山中「あー」
曽野「指輪の時もそうやったやん!!」
曽野「ファンの人が冷やかすからとか言う理由で付けなかったやん」
確かに、勇ちゃんがお揃いの指輪をプレゼントした時もよっしーはファンの人が付けたらすごい盛り上がるからとかで付けなかったなぁ。まぁでも…
塩﨑「まぁ吉田さんは嫌がると思うしそもそも自分からイチャコラしようとせんよ」
塩﨑「問題は佐野さんなのよ」
山中「そう、そうなんだよ」
曽野「あぁ…」
そう。問題は佐野勇斗という男。普段の彼は付き合ってることを隠してるつもりである今でさえ吉田仁人にしつこく絡む。
それが前までは単なるおふざけ、よっしー反応面白いからただ絡みにいってるだけかと思っていたけど、それが全て好意があるからイチャイチャしに絡んでたと思うとこちらからしたらゾッとする。
曽野「んーー」
山中「それかよっしーに先に味方につけるとかね」
塩﨑「ん、柔太朗それはどういうこと笑」
山中「もうよっしーには全部話しちゃうんだよ。気付いてたけど気付いてるって言ったらもっと堂々とさのじんやられそうになると思ったから言わなくて〜、みたいなの全部」
曽野「俺の目撃事件のやつも全部話したるわ」
山中「話せ話せ笑」
山中「そうしたら、よっしーは確実に意識するし多分全力で嫌がると思うんだよ。そうしたら勇ちゃんも何かを察するのでは…!」
山中「という作戦ですどうでしょう」
塩﨑「おー」
曽野「それありやね!!もう仁ちゃんに死ぬほど文句言ったるわその時には!!」
山中「だいちゃん興味無くすのやめて〜」
塩﨑「いや笑、興味ないって言うか…笑。いや別にいいと思うよ笑。まぁそれ以外ないしな」
曽野「寝てたんちゃうん笑」
塩﨑「いやっ、眠くはあるけど寝てはない!ほんまに!!」
山中「はい、じゃあこれでいきたいと思いまーす。はい、おつかれーす」
コメント
7件

めっちゃくちゃ大好きです!続きが楽しみ!

メンバーの性格や発言がすごくリアルで、読んでてとても面白いです! 作品をアップしていただきありがとうございます✨
うわーい最新話だー! すごく楽しみにしてました!!! さのじんのいちゃいちゃが尊すぎます(^q^) それに年下組が必死で考えてるのに大ちゃんだけ興味なさそうなのすごい可愛かったです 毎回毎回素晴らしいお話をありがとうございます✨️