※この物語はフィクションであり、
実在の人物及び団体とは関係が御座いません。
「くそっ! 僕だって殺したくないんだ!それなのに、殺されかけたら、さすがに死んじゃえって思っちゃうじゃないか!」
僕はがむしゃらに叫びながら、
画面を乱暴にタップした。
「②番! 携帯を破壊しろおおおっ!」
心の奥底では、③番の『とにかくフルボッコ』を選択している自分がいた。
理性なんて全力で無視して①番の『指を折り、腕を折り、首を折る』を、
連打しまくりたい自分がいた。
けれども、なぜか出来なかった。
(弱虫だ! 僕は喧嘩だってしたことがないんだ!でも、それでいいんだ!僕は人殺しになんか、なってやるもんか!)
ぜぇぜぇと荒く息を吐いて画面を注視する。
すると僕のサイボーグアバターが、
ドット絵で表示される敵対プレイヤーに襲い掛かり、
携帯を握っている手に手刀を振り***********************
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