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ヒルアは赤髪海賊団の一時的の居候になった。

ヒルアは居候なので何もしないでただじっとしているのは嫌なので、掃除・洗濯物・食器洗い等をやっていた。ヒルアはそれをするのを何故か楽しそうによいしょよいしょといい汗をかいて、働いていた。


その光景を赤髪海賊団の皆は見ていた。どうしたらいいのか、と悩んでいた。

「お頭〜」という顔をシャンクスに向けた。「俺に聞くなよ」という顔でシャンクスは返した。


────洗濯物干し


「フェナ、手伝ってくれてありがとうございます。」


「ティ♪」


「やってるな・・・」


声をかけてきたのは副船長のベン・ベックマンだった。


「少しは休んでいいんだぞ?クルー達がお前になんて声をかけたいいか悩んでいるし、体の心配してるんだ。だから、少しは休め。」


「いいえ。私が好きでやっている事ですので、気にしないで、と伝えてください。」


「・・・」


「お〜、ヒルア〜/////」


シャンクスも尋ねてきた。だけど、お酒で酔ってるように見えた。


「お頭・・・また酒を飲んでるんですか?」


「いいじゃねぇか!/////」


「シャンクスお兄様、また二日酔いしたらどうするんですか?私はどちらかというと、シャンクスお兄様のお体が心配です。」


「・・・」


「大丈夫大丈夫」


「何を根拠に言う?」


そんな会話を続けている時、いつの間にか会話が終わり、夜になっていた。ヒルアは星空を見ていた。キラキラとまるで宝石の欠片のように光る星。

フェナの抱えながら、ヒルアはその綺麗な空を見て薄く笑った。


「おえ〜・・・」


「はぁ・・・だから言ったじゃありませんか。二日酔いですか?」


「うっ・・・すまん・・・・・・ゲフッ・・・」


ヒルアは軽く呆れたようなため息をした。そして、キッチンに入って、水を持ってきた。それをシャンクスに渡した。シャンクスもお礼を言って貰った。


「ゴクゴク・・・」


「・・・」


「すまん・・・」


「いいですよ。私がやりたい事をやっているだけです。」


「お前・・・思ったんだが・・・それ、口癖だろ?」


「そうですね・・・」


前世の時は自分の正直な気持ちで表にあまり出さなかった。だから、この世界では自分の正直のままに生きようと思った。

東京都に帰りたいとは思わない。ただ、心残りがあるとすれば・・・はるかさんを死なせてしまった事。私のせいで死んでしまった。だから、前世のように後悔はしたくない。


私は目的を果たしたら、はるかさんの所へ行って謝りたい。


「何かあったのか?」


「?」


「口癖は色々な意味がある。だから、何か辛い意味があるなら、辛い事は誰かに話した方が楽だぞ?まあ、言いたくない事だったら、話さなくていい・・・」


「・・・・・・!」


「ゴクゴク・・・」


「ありがとうございます。でも、大丈夫です。私は私の正直な気持ちでこれからは過ごそうと思うんです。」


「そうか。なら、いいが」


「ティ?」


「あ、フェナ。起こしちゃいましたか??」


「ティ〜」


「お前を最初に見た時、『白煙病』の子供かと、思った。」


「!!」


『白煙病』肌が白くなる症状の病気。この病気は私も詳しく知らない。だけど、中毒性なのに、何故か表では感染症だと言われていた。

そのせいでフレバンス王国の王は国民を捨て、国民は一人残らず全滅した。だけど、1人居た。白煙病になった子供が1人生き残った。その子供はある人物によって救われた。その人物は悲しい事に亡くなった。


「・・・」


「だが、違うらしい。全身白くなっていてもまだ生きている。本当に白煙病の子供だったら、治してあげたいと思ってしまった。」


「え」


「お前の雰囲気、昔の『あの人』にそっくりだったからな。だから、何故か守ってやりたいと思ってしまったんだ。」


『あの人』?


「で、その肌の色は生まれつきか?」


「あ、はい。そうです。子供の頃からの生まれつきです。もしかして!この肌のせいで売り飛ばされるんですか!?」


「お前・・・何かと、鈍いのか?それとも、無自覚なのか?」


「?」


「ティ?」


「え〜・・・ん〜・・・・・・まぁ、いいや。なんでもない。で、コーヒーいるか?」


「!!」


ヒルアは無意識に瞳をキラキラと輝かせていた。

その目に弱いのは「うっ」という顔をシャンクスがした。そして、シャンクスはるかキッチンに向かったが、キッチンから出てきたのはベン・ベックマンだった。


「ベックマン!?」


「ベンお兄様。起こしちゃいましたか?」


「いいや。元々起きてた。お頭とお前の会話が聞こえたからな・・・」


「・・・」


「で、なんでここに?」


「あ、コーヒーが欲しいと思って、持ってきたんだ。」


シャンクスが不機嫌そうな顔でベン・ベックマンを見た。


「💧」


「ベンお兄様。ありがとうございます(ニコ」


「ああ・・・」


「ふん」


やっぱり、アニメでも思ったけれど、ルフィと何処か似ているような気がする。

でも、そう言うシャンクスさんの性格がとても好きだったな〜。


「星か・・・。今日も綺麗に光ってるな。」


「はい!」


「確かに綺麗だな・・・ん?」


「?どうしました?」


─────と、シャンクスさんが見ている方向を見てみると、巨大な海王類がいた。


「げ」


「あ」


「え」


「「どうしてここに海王類が(いるの)━━━━━━っ!!!」」


と、シャンクスとヒルアの言葉が重なった。


「おい!起きろ!皆!」


と言って、船員達が起きた。そして、海王類を見て、吃驚していて、さっさと、海王類を倒して、海王類を焼いて、食べていた。勿論、ヒルアは食べずに


「?ヒルア、食わねぇのか?」


「いりません(即答」


「そうか・・・たまには肉も食った方がいいぞ?」


「お肉は生きているもののお肉です。命を食うような事はしたくありません!」


「・・・」


「・・・」


「お頭ー!」


「どうした?」


「島が見えたぞー!!!」


その言葉に赤髪海賊団の皆が暗い顔をしていた。その事にも気づかずにヒルアは、島を見た。

その島は見覚えがあった。そう─────────フーシャ村だった。

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