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「うわぁ~!すごいよ!来てみなよリンリン! 」
一か月後私たちの家の前に新品のメタルブラックの、メルセデスベンツSクラスが届いた
俊哉は興奮してとても喜んでいた
兄は「結婚祝いを何もしてやれなかった」と言って私の欲しい車を買ってくれると言った
そのことを俊哉に話すと、彼はすかさずこの車を選んだ
こんな大きな車はあたしには扱えない、この車は男性が乗る車だ
たぶん兄も気づいているはずだが、文句の代わりに税金は自分で払いなさいと言われた
俊哉は毎日の通勤にこの車を使い、私は彼のお古の軽自動車を使った
しばらく俊哉はご機嫌で夫婦仲もこれ以上ないぐらいよかった
彼は「良い車には良い女だ」と休日には着飾った、私を横に乗せ二人で何時間もドライブした
こんなに嬉しそうな彼を見れて私も嬉しくなり、兄に頼んでよかったと心から思った
しかし高級車を乗りまわすには、それなりのお金がかかる事は知らなかった