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こんにちは!いちごです🍓👋
お陰様で1章と2章の合計閲覧数が100を突破しました!いいねも70超え、、、たくさんの方に読んで頂けて、更にいいねまでして頂けるなんて光栄です🥹💕
引き続き頑張りますね!!
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・桃赤(赤桃)、黒白、水青(青水)など登場しますので、地雷さんはGo backを!
・🐇💜が女体化してます!
・皆様ご存知の名曲『𝓑𝓵𝓪𝓷𝓬𝓱𝓔 𝓝𝓮𝓲𝓰𝓔』を元に考えたお話の第3話です!
・センシティブ表現は恐らくないはず⋯!
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それではどうぞ!
▧ 第3章〖 炎は赤く、雪は黒く 〗
2度目の白雪姫暗殺計画は、既に実行の段階に移ろうとしているその最中である。
自分以外の人間を頼るのはやめた。この世の人間は、とんでもないバカか要らぬ情のある奴の2択しかいないとわかったからだ。
赤(やっぱり毒にしよう、それが一番だ。)
雪の中、倉庫の奥にあった糸車を引っ張り出してきて計画を進行させる。
その計画というのは、針の先端に毒を塗り、白雪姫はその毒に触れて死ぬ⋯自害に見立てるというものだ。
鏡の破片に尋ねれば、森の中の小屋で白雪姫は暮らしていると言っていた。それが事実なら、この計画は実行できるはず。
どうか今度こそ計画が成功して、王子様の隣は、一番は、俺になりますように。
・・・・・・
赤「⋯⋯⋯うん、完璧。」
濃い化粧で元の顔をわかりにくくした。素顔がバレてはいけないから。
赤「あとは小屋を探せば、その近くに白雪姫がいるだろう。楽しみだな⋯」
そうこう考えていると、積雪しているにも関わらず花が3輪も咲いている場所に辿り着いた。驚いて視線を下から上に向ければ、1つの小屋が見えた。
赤「ああ⋯これだ。」
魔女の勘というものだろうか。 俺の心臓はここに白雪姫がいると伝えるかのように鼓動を早めた。
どうやら神様は白雪姫ではなく、悪の魔女である俺の味方をしてくれたみたいだ。
・・・・・・
赤「すみません、誰かいますか?」
白「はーい。どちら様ですか?」
ドアを開くと、目の前に少し背の高い男性が立っていた。髪や瞳は炎のような赤色で、雰囲気は大人っぽくて、でも何だか怖い人。
今は小人さんたち皆が山菜を取りに行ってしまって1人だから、少しだけ不安だ。
赤「この森で狩りをしていたら、冬眠ができずに凶暴化している熊に襲われてしまって、服がビリッと破れてしまいまして。」
赤「自分で服は縫えます。ただ糸がない⋯だから貴方を訪ねました。失礼かもしれませんが、糸はありませんか?」
白「あら⋯災難でしたね。すみません、この家に糸はないかと⋯あ、それよりお怪我はありませんでしたか?心配です、」
赤「幸い怪我はなかったんです。ほら、この通り。でも服が破けていると寒くて⋯」
白「うーん⋯困りましたねぇ、」
今すぐ助けてあげたいけど、小人さんの家に糸があるわけがないし⋯かと言って糸車がなければその糸すら作ることができない。
赤「あ、そうそう。道中で捨てられていた糸車があったんです。だから綿や羊毛さえあれば作れると思うのですが⋯⋯。」
白「本当ですか!?綿はありますよ!糸車を持ってきて頂ければ糸が作れます」
赤「持ってきます。ありがとうございます」
白「はい!」
よかった。これであの人も寒くなくなる。
体が冷えると心まで冷たくなっていくから、寂しさや哀しさが心を支配してしまいそうになるから。
そのマイナスな気持ちを私は生まれた頃から味わっているから、他の人に同じ想いはしてほしくないと思っているんだ。
赤「持ってきました。これ、結構古そうですけど⋯⋯作れそうですか?」
白「ええ、私の腕はピカイチなので!」
赤「では頼みます。ありがとう。」
それにしても、この人どこかで出会ったことがあるような⋯ないような⋯⋯。
所謂、“既視感”と呼ばれるものを感じる。
白「ところでお兄さん、私たちどこかで会ったことがあるような気がしませんか?」
赤「⋯⋯どうして、そう思うのですか?」
白「⋯私、元々お城にいたんです。その時、よく王子様のお部屋に訪問されている魔女さんの顔をちらっと見たことがあって。」
白「普段フードを被られている方が外しているので、びっくりして横目で見てみたら凄く凄く綺麗だったんです。」
赤「⋯⋯⋯⋯⋯」
白「恐らくその人は女性なのでお兄さんとは関係ないと思いますが、お2人の美しさが似ているような⋯そんな気がして。すみません、変な話をして」
お兄さんからの返事がない。怒らせてしまっただろうか、それとも困っているのか。
それも当たり前か。いきなり意味のわからない話を聞かされたのだから。
黒「誰やお前。人ん家で何してんのや。」
赤「⋯⋯⋯⋯⋯、」
白「っえ、ちょ⋯お兄さん!?」
お兄さんはいきなりどこかに走り出してしまった。寒くないのだろうか。
白「まだ糸を渡してないのに⋯」
黒「しょう、それ誰の糸車なん?うちのもんじゃないよな。拾い物か?」
白「さっきの人が持ってきたの。道に落ちてたからって。あの人大丈夫かな」
黒「見ず知らずの男を心配するか?普通」
黒「今度から勝手に戸を開けるな。これはお前の身を心配してのことや」
白「だって⋯⋯うん、確かにそうだね」
黒「⋯その針、先端の色が変やない?」
白「色⋯?確かに、ちょっと青っぽいね」
黒「俺が針変えてやるわ。ほら、これ」
白「針なんて持ってるんだ⋯意外。」
黒「護身用。俺らにとって剣は大きすぎるから針を使っとるんよ。」
白「なるほどね⋯いてっ、」
黒「⋯⋯針使ったことないんか?」
白「あるもん!あ⋯血が垂れちゃった」
地面に降り積もった純白の雪の上に、真っ赤な血が一滴。そして真っ黒なドア。白と赤と黒のコントラストが、美しく感じる。
真っ黒な髪、雪のような白い肌、血のように赤い頬を持つ子がいれば、その子はどれだけ美しいだろう。一度見てみたい。
私は白い肌をもう持っている。赤い頬もそうだ。 あとは私とは違う、黒く美しい髪。
それさえあれば⋯。
白「⋯⋯ゆうくん、君の髪⋯綺麗だね」
黒「⋯⋯?しょ、しょう?」
白「髪だけじゃない⋯ゆうくんの全てが綺麗だよ、ほしいな。君の全部、私に⋯」
白「⋯私の全てを君に捧げる。だから君も、君の全てを私にちょうだい?」
𝓕𝓲𝓷.
約2700文字お疲れ様でした!
変な終わり方してごめんなさい🙌🏻💦
あと🐶🍣さん、🐱💙さん、🦊🩵さん推しの方、今回登場させられなくてすみませんでした!!私の技量不足です、、😭
<補足>
🐤❤️さんは本当に熊に襲われたか⋯⋯
襲われてません!自分でそれっぽく服を破いたみたいです!🐤❤️さん器用なので!
針の先端が変色していた理由⋯⋯
毒が塗られていたからです☠️🍄
🐇💜さんの理想の女の子⋯⋯
黒髪に白い肌、赤い頬を持つ女の子👧🏻
これは白雪姫そのものの姿です👸🏻🍎
無意識に本物の白雪姫の容姿を求めているんですね、、つまり与えられた𝓻𝓸𝓵𝓵を演じきろうとしている証拠ですね!!
以上です!
ご覧頂きありがとうございました🥹
❥ 𝓷𝓮𝔁𝓽 ⋯〖 届かない手、叶わない夢 〗