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注意⚠
本作品は、主の初投稿です。
又、多少の暴力表現などがある場合が御座います。
気分が悪くなった等の責任は一切負いません。
又、こちらの作品は主が作成したもの、ストーリーであり、実際の団体、個人名とは関係ありません。
尚、空白厨地味ていたり表現がおかしいぶ部分があったりするかもしれません。
その事をご理解の上、読み進めてください。
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「おいおい、何寝てんだよw」
友人の拓斗の声がしてはっと気が付いて顔を上げる。どうやら俺は寝ていたようだ。
「ごめん、で、何かあったの?」
寝ぼけた頭でそう問いかけると
「いや、何かあったも何も、お前寝すぎだろ。昼休み終わるぞ」
そうだった。何せ徹夜で推しのライブ見てたからここ数日寝不足だ。拓斗にこれをそのまま話すと流石になにかイチャモンを付けられそうだ。嘘をついておこう。
「ずっと徹夜で勉強しててさ…。数日寝不足。」
「いやお前昨日のテスト赤点だっただろ。嘘ついても無駄。」
うっ…。
そうだった。でも、昨日のテストを拓斗に見られていたとは … やらかした。
「で、本当は何をしていたんだ?」
「… 。」
「おいおい、黙りかよ。つまんねぇ」
こっちだってバレたらやばいのに。
ほんと、変なやつ。
<キーンコーンカーンコーン>
やばい。チャイムがなってしまった。俺の昼休みが…!
「お前のせいで昼休み潰れたじゃないか!」
「お前が寝るから悪いんだろーが。(笑)」
あーうざい。
もういっそ土に帰したい。
次の授業の支度をして席に着く。
またつまらない授業か…
俺は机に無地の紙を広げる。この時になって、このノートが役に立つとは。
幸い雑談が多い先生で良かった。ノートはしっかり取りながら、雑談している時に絵がかける。
「ヨーロッパのイメージについて言ってもらおうか。はい、宮崎さん。」
えっ!?
まさかの指名で当てられた。
「えっと、…街が綺麗そう。」
適当にそう言う。
「それって当たり前じゃないですかぁ?」
…遂に来たか。羽瑠凪(うるなぎ)。
羽瑠凪は席が一番前のバレー部。
本当にうざい。羽瑠凪と俺は良いのか悪いのか意外と仲が良い。こっちは親友が束縛されてるのを見てイラついているのに!
羽瑠凪は若干メンヘラ臭くて、他人を巻き込むタイプ。あいつのターゲットになったら1週間は誰とも話せないくらいに束縛される。親友は今羽瑠凪のターゲットなのだ…
「お、じゃあ羽瑠凪にも言ってもらおうか。」
先生の話をガン無視しながら、俺は時計を眺める。
早く時間が過ぎないかなぁ…
そう思いながら、絵を描くため、シャーペンを握った。