テラーノベル
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余裕そうにしているmurにtkはいらっとしている。
ギルドマスターであり最強の平和主義は、負けないってわかってるから余裕なんですよね。はぁ…。特に私には魔法を教えたから余裕だと思ってんだろうな。urutいくよ。
そうtkが言い放つと横に置いてあった刺股を握りなおすと桜色の髪をゆらし観客席から飛び降り着地する。
へいへい。
と呆れながらもurutは魔傘を魔法陣からとりだすと広げふわふわとゆれながら着地する。
ibちゃんいくでございまするよ!!!
とtkの真似をして飛び降りるが着地に失敗してこけてしまう。
lmnださすぎw。tyn手伝え。
といってlmnの上に着地する。
ぎゃんっ!
右手に水色の小さな魔法陣を展開しペンを握る。
俺はまだ自分の回復してないんですけど。
そういいながらゆっくりとドーム内にはいる。
頑張ったらmmmたん褒めてくれるかなぁ?
rn頑張るね!oyちゃんいくよ♪
そういって影に解け移動する。
がんばりますかぁ。
oyは楽しそうに胸元から黒いお札を取り出す。
今度は負けないぞ!さっきは疲れちゃっただけだから。
そういって身長と同じサイズのフォークを慣らすように回す。
こんな大人数なんて初めてですね!めっちゃおもしろそうですね!!
そう言って白銀のメリケンサックに魔力を込める。
僕どうしようかな。そういって席にとどまる。
そろそろいいですかね?
一応ルールを。
そういってmurは予備のローブをまとう。
全員対僕とmmmさんで大幅な場外、降参宣言、戦闘不能で終了。でいいですよね?
・・・
開始のゴングとともに
jちゃん!
という掛け声に応じるように
はぁい♪
とjが魔力を込める。
「ミラークッキー!」
「フォトンバースト♪」
「「スイート・ミラー・フォトン」」
jが放った無数の光弾がfinによって倍化し反射しながら暴れまわる。
これさっきも見ましたよ?
そういいながらmmmを小脇に抱え逃げ回る。重力なんて無視しているのではないか。そう感じるほどに自由に空を舞い方向転換し続ける光弾を軽々かわしていく。魔法を使わないのは制限が近いからか、それとも運動だと思っているのか。光弾のターゲットが自分になっている事を確認するとmmmをおろし外周をひとり駆ける。
murはfinの前にいくと優しく微笑みフォークをけり上げる。
突然のことにfinの魔法が途切れてしまう。
魔法が強くても突然近距離になったらどうするんですか?と対応できていないfinに問う。
それならこうしたらいいんですよ!
finの方を見ていたmurは近づいてきたjに気づかず殴り飛ばされる。
ふぅ。危なかったですね!
と着地しfinに話しかける。
まぁfinたちは時間稼ぎだったし?そろそろいいかなって思っていたのです。ibちゃん?
とibの方を見れば
もっといけないの?tyn。インクたりないんだけど。
ibは大きなキャンバスに絵を描く。
無理言わないでください。これ以上はさすがに制限がかかります。怒られたり罰を受けたくないですから。
とオレンジ色の魔法陣からibに魔力を送り続ける。
そろそろできたでございまするか?
とのんきに座り聞くlmnにイラつきながら
できたぞ!!lmn!
とこたえると
やっとでございまするか!
と体を起こす。
「フルーツメガマルシェ」!でございまする♪
チッ。どこまで持つかな。せかされて時間がなかったけど。
「キャンバスリアライズ」
「「合体魔法」」
「「カミサマメガマルシェ」」!
そう唱えた瞬間水色と黄色の混ざった魔法陣が空に浮かぶ。
様々な果物がランダムで降り注ぐ。操作不能なランダム技。前回はみかんのみがでるというハプニングに襲われurutとtkに負けた能力でもある。
しかし今回はtynの魔力で強化されている。降り注ぐものを絞り込む。
降り注いだのは果汁100%のオレンジジュース。
果汁100%なのは添加物を嫌うlmnのこだわりなのだろう。
降り注ぐジュースはやむことを知らない。キャンバスも濡れてしまうが関係ない。
これ俺らどうするんですか?
と何も聞いていなかったようでibに問う。
tyn。お前は魔力供給を続けろ。あとは知らない。finがどうにかする。
降り注ぐオレンジジュースに
【トモシビノカゲ】とoyが唱えmurとmmmの周りを札が囲う。その型に従うように液体が流れ込む。
オレンジジュースが水槽のようにmurとmmmを包む。
ドームの真ん中には大きなオレンジ色の球体が浮かぶ。
幻覚魔法にもかかわらずそこには空気のない水中。
これはおまけだよ。
とisiがいうと観客席から飛び降り手をかざすと水色の魔法陣を展開する。
「プロデュースコード」と静かな声で響く。
プロデュースコードは精神攻撃である。敵の弱体化と味方の強化を行う。今回の場合、oyの能力を強化し、気付いたとしても領域からは逃れることはできないようにし、mmmとmurに深海で味わうような孤独を付与する。
幻想の海に溺れるしかないのだ。
mmmはそれに気が付くと急いで「セイクリッドソング」を歌い小さなスペースを作る。いつもの空間より狭いのは水によっておぼれかけたためだろう。
これだと他の皆さんも攻撃できなくないですか?
とmurが煽ってくる。
忘れてませんか?まぁmurさん書類整理しませんもんね。
いや。ちがうよ。tynに任せきりだからだよ。
そんな二人の声がする。
俺等「深界種(ディープ)」は水・霧・地下に適応した異形種族。水中って俺等の領域っすよ。
と言いながら結界を破ろうとするジュース。
忘れてました。あなた達は水中呼吸できますよね。そういえば。個体差は有るらしいですけど。僕の知ってる深界種は鱗とか存在してたんで忘れてましたよ。
そう言いながら魔法を打ち消すために範囲を絞り始める。
そんな余裕あるんですか?
そういってtkは刺股を投げる。
おいおいw。物理攻撃は効かないっていっただろ?tk。
と得意げにしているmmmに
は?本当にそうですか?
というイライラとともに黒のまじったピンクの魔法陣がtkの眼の前とmmmの背後に浮かぶ。tkのものでもmmmのものでもない。
「月影転送」
そんな声が響く。
mmmたん?rnのこと忘れちゃだめだよ?どんなところにも影があるんだよ。そこに何かがあれば。
水と刺股が結界内に侵入していく。
rn…ッ。そんな声とともに結界内の空気がなくなっていく。危険を感じたmmmは結界を解除し水槽の外を目指そうとする。
しかしmurはそれを止め「インフィニティ・ガード」を展開する。
だめですよ。mmmさん。むやみに動いちゃ。呼吸ができません。それに幻覚魔法だからといってもisiさんが強化してるんです。逃げられません。幻覚の強化ということは出口にたどりつく事も難しいでしょう。
範囲を設定しきれなかったので動ける範囲が狭いのは許してください。
「インフィニティ・ガード」は魔法を無効化するものである。しかし使用者が使用範囲を定め、それに見合った魔力を消費する。
今回の場合練習場の観客を守る結界を消滅させないように考え規模を狭めたせいだろう。
murせまい!!
と文句をいうmmmに
しょうがないじゃないですか。urut君たちは多分これをあと何回か繰り返しますよ。または…。
だって彼女たちわかってますから。水中では自分たちの方が有利だって。そうじゃなかったら他の人たちもここまで協力しませんよ。
と少し身構える。どんなに魔法が打ち消せると言っても何回も使えば制限が来てしまう。それに水槽全体を把握するまで水中にとどまることは確定してしまう。ここを切り抜けるには周囲の把握を行う間mmmに時間稼ぎを頼むのが一番いい。
しかしはじめに彼は水を入ってはいけない所で飲んでしまった。歌も長くは持たない。
ちょっと頑張る。そういって張り直す。
考えすぎですよ。これ考えてくれたのfinさんですよ。murさんが俺等を忘れていること前提でしたけど。やっぱり忘れてるから。
そう言うとmmmが貼り直した結界を水圧で押しつぶそうとする。
mmmが結界を張ればrnの魔法で水や霧、刺股が侵入し解除。その繰り返し。
しかし数分後。事態が動いた。
ur…もう限界
そうtkの水中での活動時間の限界である。
深界種の中でも水中での活動時間には個体差がある。urutのように水を操作出来るため無限に活動出来るものから、tkのように水中との相性がそこまでよくない為数分しか持たないものもいる。
まじか。
そう言いながらtkを心配しtkの方を見た瞬間水槽が内側にひびが入る。中の異変にoyが気づいたのだろう。
それを狙うかのように「弱・破珠・圧式」とサッカーボールより小さなボールが出現しヒビに向かって飛ばされる。本来は建物を壊す規模の魔法だが弱いバージョンであり水の抵抗などで厚いガラスを割るように水槽を壊す。
ケホッケホッ大丈夫ですか?mmmさん?
と彼の方を見ると
もちろんというようにピースを掲げる。
これちょっとまずくない?
とoyがfinにいう。tynは魔力の供給は出来るが限界はあるし、回復は担当ではない。長期戦になれば徐々に離脱する人が増えていくだろう。
そろそろ来ると思うからもう少しだけ頑張るのです。
oyに耳打ちをするとoyは
「ケモノツカイ」というお札を燃やす。燃え盛る炎の代わりに小さな狐霊が数匹現れ皆の元にかけていく。
確認すると
スイートシフト:ryc【グラビティクラッシュ】
とmmmとmurの頭上に魔法陣が展開され立っていられないほどの重力がのしかかる。
そろそろ彼女たちが到着するだろう。
その瞬間
あー!!それうちの!うちの魔法!
そんな声がドームに響く。空を見上げれば高所に誰かがいる。
うちの魔法使っといて負けてんの!?もー!やっぱうちがいないとこのギルドダメダメだね!oso行くよ!!
人使いあらいねん!お前ほんまに!
まぁいいじゃん?さっきもやったわけだし?それに魔力戻るまで待っててあげたじゃん?
「フルウェイト!!!」
あー!!!もう!!不発でも知らんからな!!!
「ハリセンストライク」!!!
《ツッコミマグナム》!!!
osoが赤い魔法陣から体のサイズと同じくらいの巨大鋼ハリセンととりだし二人に近づく。murは避けようとするがfinの重力操作により動けない。osoは
「なんでやねん!」
という言葉とともにハリセンを振り回して二人をぶっ飛ばしrycがその軌道上に重力場を設置する。二人は空
中で急激に加速&激突し床にめり込む。
いたた…W二人とも帰ってきたんですね。
と立ち上がりながらいう。
終ってきたよ?ギルド戻ったらここにいるって書いてあったからきちゃった?何楽しそうな事してんの!うちらのことほっといて!。まぁとりあえず一発入れられたし?
osoもやろ?
はい不仲♡
そういってポーズを決める彼女に
…。
と黙るoso。
はぁ!?なんでやってくれないの!?もー!
とほほを膨らます。
結局全員そろったね。mur?
とほこりを掃いながらのんきにいう彼に
そうですね。それじゃあそろそろ本気出しますかね。
とほこりを落とす。
先ほどの雰囲気とは打って変わって緊張した雰囲気になる。これがギルドのトップ2。
皆がそれぞれ身構えなおす。
さてさてみなさん頑張ってくださいね?
ーーー
結果は予想通り。
ぼろぼろのその他に何事もなかったmmmと吸収で痛がっているがほぼ無傷のmur。
閉会を宣言しギルドに戻る準備をする。
あーあ。優勝賞品…。mmmたん….。
とへこみながら歩くrn。
気絶してから目を覚まさず寝てしまったtk、
疲れたですぅぅぅぅうと寝ころんだままのlmn、
urut。と「クラウドライダー」で運ばせるib。
はぁ…。もう動けませんって。いいながら3人を雲に乗せ連れていくurut。
urutを担ぎながら彼女が限界なのを見てmurから魔力を奪いこっそりと供給するtyn。
ふよふよとしていて風に飛ばされそうなoyに、
重力で落としてやろうか悩んでいるryc。
地面に埋まっているosoにそれを引き抜こうとするisi。
それを見て楽しかったね!jちゃん?mur!
と駆けるmmm。
そうですね!たまにはいいかもですね!
とjは楽しそうにしている。
みんなが全力で戦い疲れ果てた中fin はmurに耳打ちする。
あれ全力じゃなかったでしょ。打ち消すあれ以外使ってるの見てないのです。
そう。あのあとmmmとmurは複合魔法を全く使わず相手を疲れさせ動けなくするという方法を多くとっていた。味方同士の攻撃をぶつけさせたり、魔力量の多い魔法などの自爆が多く見られた。mmmは多くの歌を用いていたがmurの魔法のほとんどは吸収・消滅である。攻撃はほとんどしていない。
それを聞くと
さぁ?どうでしょうね。ただたまにはこういうのもいいですね。tynさんに吸収した魔力使ってもらえばいいですし。限界を突破するのを見ているのも楽しいですから。
と微笑み返すのみだった。
nextその頃→
後日訂正をします。
おつ裏
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