ラケナリア「ここが魔法界か!何やら事件のせいで迷いの森を作ってるって噂だからな、こうしちゃいられない!早く事件跡地へ向かわないと、片付けられてしまうかもしれない…!いや片付けられないにしても風のせいで形が変わる前に見ておかないと!即断即決!今までにない走りを見せてやる!」
〜ラケナリア移動中〜
ラケナリア「おおお…ここが…かの有名なクレーターか…ここまでの大爆発、さすが魔王恐ろしい力だ………」
ラケナリア「是非とも話を聞きに行きたいっ!!ここまでの力を振るわざるを得なくなった事件の真相を…!この耳で聞きたい…!探しに行こう、恐ろしい魔王が住む城を!」
ラケナリア「さて、と…とりあえず、人里でも探すか…どこかに残ってるはずだからな…ん?森の中からなにやら煙が…あれは煙突からの煙か?早速村の手がかりが掴めたな!」
〜ラケナリア移動中〜
ラケナリア「おおお、そこそこ人がいるじゃないか…魔法界の人間だから魔法とかも使えるのかな?羨ましいぞ!」
村長「おや、珍しい…見ない顔だね?迷子かい?」
ラケナリア「実は観光してるんですが…そうだ!魔王城知りませんか?あのクレーターの場所にあった魔王城なんですが…多分どこか別の場所に移ったんじゃないかと思うんですよ」
村長「おお、それなら知っておるが…人間であるお主を歓迎するかといえば…なぁ」
ラケナリア「場所だけ教えてください!追い出されたらそのまま帰るんで!」
村長「追い出されるだけですめば良いんじゃが……最悪お主、命を落とすかもしれん…」
ラケナリア「そうなりそうなら自慢の脚力で逃げ切ってみせますよ!」
村長「そこまで言うなら教えよう。止めても結局は行くんじゃろう?魔王城までワープできる魔法陣を描いてやろう…じゃが一通じゃ、それでも行くのか?若者よ」
ラケナリア「ここまで来たらもちろん飛び込みますよ!」
村長「よし、お主の覚悟が伝わった。ほれ、後ろの納屋に魔法陣がある空けておいたから飛び込みなさい。若者よ幸運を祈る」
ラケナリア「ありがとう!行ってくるよ!」