テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
こんばんはー!!!!
ついに《危ないお兄さんに拾われした2》
続編、!描きます!!
これはふたりが付き合ってからの物語なので
出会いから付き合うまでがみたい初見の人は
プロフィールに飛んで《危ないお兄さんに拾われました》2を書いてない方を見てください!✌🏻
それでは、、
初っ端から喧嘩の話を描きます…🙃
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
付き合い初めて数週間…
平穏は、思ったより短かった。
発端は些細なことだった…
【……これ、なんで捨ててへんの。】
陸が大事そうにしまっていた古いノート
角が折れ、表紙も汚れていたり、破れてる。
〖あ、それ……昔の学校の、〗
【もういらんやろ…こんなん 残しとったら、また引きずるだけや】
陸の手が、ぎゅっと握られた。
〖…僕のものです〗
【今は”俺と生きとる”んやろ?】
声が強くなる。
【過去なんか捨てて、前向けや。】
〖ッ、、簡単に言わないでください。〗
【は?】
〖龍馬さんは、強いから……
切り捨ててきたから、そう言えるんですよ〗
空気が一気に張り詰める。
【…なんやそれ、】
【俺が何も考えず生きて来たみたいな言い方やな。】
〖違います…!でも、僕は……全部、急には無理で……!〗
【やから言うとるやろ。
いつまで被害者ぶるつもりや】
──その一言。
その一言で、陸の世界が音を立てて壊れた。
〖……被害者、ぶってる……?〗
声が震える。
目に涙が溜まる…
【俺はな、陸が前向いて生きるのを手伝っとるだけや】
〖それが…… 僕の気持ちを無視していい理由になりますか…?〗
一瞬、黙った。
けれどもう引き下がれなかった。
【正直言うわ。 ……めんどくさい】
──言ってしまった。
言葉が、空気に落ちる。
陸は、何も言わなかった。
ただ、静かに立ち上がり、
視線を落としたまま言った。
〖……わかりました。〗
寝室に向かい、
必要最低限のものだけをバックに詰める。
【陸、?】
嫌な予感がして、声をかける。
〖少し……頭、冷やしてきます。〗
そう言って、ドアが閉まる音、
【……おい、待ッ…、】
返事は無い、
外は、夜だった。
10分後。
20分後。
1時間後。
電話は繋がらない、
メッセージも、既読にならない。
【……っ、くそ………!!】
玄関を飛び出した。
(なんで、あんな言い方した… )
(“めんどくさい”って、
……陸が言われたくない言葉やろ。)
駅、公園、コンビニ、川辺
心当たりを全部走った。
いない、、
どこにも…
胸が、冷たくなる。
(また、失うんか。)
(守る言うたくせに……)
雨が降り始めた。
全身の上を、水が流れる。
【陸……っ!! 】
声が震える。
本気で焦る。
【夜道なんか慣れてないやろ……もし何かあったらどうするんや……陸は、…】
──壊れやすいのに
震える手で、最後に一件、電話をかけた。
留守番、
膝から崩れ落ちる。
【……頼むから……無事でおってくれ……】
後悔が遅すぎることを初めて思い知った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
はい!!ありがとうございます、!
さてさてどうなるでしょうね🤭
次回もお楽しみに!
コメント
2件
続きだ~!💓🥹けど喧嘩からSTARTしちゃいましたね……陸くんが心配すぎる……🙄龍馬さんも人間だから…つい言っちゃったんですよねぇ🥲