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めっっっちゃ続きが気になります!!!
前半のあべべのしょっぴーの評価には吹いたw自分の恋人を的確に評価してるって後半にきてしょっぴー襲われてて助けに来てまではいいけどその後が切なすぎるよ😭しょっぴーを守るために殴ったのはすごい👏でも別れを切り出すなんて…らしいけど、違う方法ないのかな?
💚side
春は卒業、そして入学、入社、人事異動の季節。ということで、俺たちの冠番組であるそれスノにも、新たなスタッフが入って来た。そのスタッフのうちの1人が俺には少し気になっていた。
💚「何そのお菓子、どうしたの?」
💙「新人くんに貰った」
にこにこして、包みを開けてクッキーを頬張る翔太は可愛いんだけどそうじゃなくて。
💚「そのクリームどうしたの」
💙「新人くんに使ってみてって言われて」
だからそうじゃない。
新しく入ったテレビ局のスタッフが、やたらと俺の翔太を構っている。
だいたいこの人は警戒心が足らなすぎる。
可愛いと言われたらニマニマしてるし、カッコいいと言われたらすぐにその気になる。褒められるのが大好き、注目されるのが大好き。
おまけにツンデレ。
これにやられない方がどうかしてる。
押し引きが異様に上手くて、頭の中身が残念なくせに、妙に勘が鋭いのも翔太が魅力的な理由だ。
見てくれの美しさは言うに及ばず。
この可愛い翔太を独り占めできていることに、俺は日々、神に感謝していた。
💚「メンバーが落ち着いたと思ったら、次はスタッフですか」
💙「なぁに?阿部、怖い顔しちゃって」
アイスクリームを舐めながら、ソファで寛ぐ翔太の、ちらりと胸元から覗く鎖骨に煽られて、俺はいつも通り翔太を押し倒した。
💙「ちょっと。これ、明日恥ずかしいんだけど」
首元にわざと付けた赤い印は、吸いすぎて紫色に変色していた。明日はそれスノ。これであの生意気なスタッフも翔太が誰かのものだとわかるはずだ。
💙「コンシーラーでギリ、消えるか…いや、無理じゃん。ん、もう」
翔太は鏡を見てため息をついている。
💚「どうせ、衣装のツナギで隠れるじゃん」
💙「いや、ギリ、見える位置に付けてるよなお前」
💚「はははー」
乾いた笑いで誤魔化すも、翔太にはお見通しみたいだった。
💙「誰に妬いてんだよ?照?康二?それとも、ラウ?」
💚「ちょっと待って。ラウールは初耳」
しまった、というような顔をして、翔太が目を逸らした。なに、あのクソガキ、俺の可愛い翔太に手を出してんの?
白状させたら、ほっぺに軽くキスされたと。
慌てて駆け付けた目黒が引き離してくれたらしい。明日会ったらただじゃおかねえぞ。
翔太は無自覚なので本当に危ないなあと心配していたら、収録後、俺がちょっと照と話している隙に翔太の姿が見えなくなった。
💚「あれ?翔太は?」
🩷「知らないよー」
能天気な佐久間の返事に少しイラッとしたが、どこを見渡しても翔太がいない。 あのスタッフもいない。ついでにラウールもいない。
翔太の荷物は残ったまま。
嫌な予感に襲われ、血相を変えて、あちこちの部屋を走り回って探していたら、普段使われていない倉庫のような部屋を見つけた。第6感が働いて、俺はドアを開けた。
💙「お前っ……やめろよ…知らねえぞ」
「渡辺さん、俺は……」
💙「やめっ……」
間違いなく翔太の声がする。
俺は、目の前に積んであった邪魔な段ボールを思い切り蹴り飛ばし、例のスタッフと思しき男の肩に掴みかかり、力任せに床に引き倒した。
男は半裸になっていて、翔太は後ろ手に縛られ、ツナギの上半身は半分剥かれて、黒いインナーシャツから覗く俺がつけたキスマークの横に上書きされるように特大のキスマークが付いていた。
そこから何をしたか覚えていない。
……本当に覚えていないのだ。
気がつくと、俺を必死で止める翔太の泣き顔と、二目と見られないくらいに顔が腫れ上がった鼻血まみれの男が倒れていた。男は気を失っていた。
💚「俺がやったの…?これ」
左右の手の甲がじんじんしている。痛い。指の付け根が熱をもって、少し擦りむけている。血も付いていた。
💙「亮平、逃げよう」
衣服を正した翔太が、俺の手を取り、そのまま二人で走って逃げた。
それから二人で俺の家に着いて、落ち込む俺に、翔太がキスをくれた。
💙「気にすんな。大丈夫だ」
そう言って、擦りむいた手を翔太が優しくさすった。そして、言った。
💙「ごめん、いつも隙だらけで。こんな…」
そう言って俯き、あいつに触れられた首を気にする愛する人を、俺がどうして責められるだろう。翔太はいつもいつも美しくて、綺麗で、誰からも愛される存在なのに、俺の力が足りなくて守りきれない。挙げ句、相手をめちゃくちゃに殴って、守るどころか問題を起こした。
💚「翔太、別れようか」
💙「えっ」
💚「あのスタッフのことは絶対に問題になる。暴力事件を起こした俺に、翔太を守る力はもうないよ」
💙「そんなの俺が証言すれば、なんとでも」
💚「ならないよ。とりあえずしばらくは離れた方がいいと思う」
翔太の愛らしい唇が、ふるふると震えた。あ、これは泣くやつだ、とすぐに気付いたけど、もう俺にはどうしてやることもできない。それくらいのことを俺はしてしまったのだ。
💚「とにかく今日はもう自分の家に帰って。また…」
言いかけて、俺は翔太から離れた。
💚「さよなら」
胸元の携帯が震えた。
発信者はマネージャー。あのことに違いなかった。
💚「もしもし…」
翔太は何か言おうとしたけど、俺の様子を見守り、また来る、と小さく囁き、帰って行った。