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年齢操作です🙇



太敦を布教です()


苦手な方は回れ右を。


「遅れてすいませーーーーん!!!!!」


「敦ぃ……貴様今まで何をしていたんだ……」


どす黒いオーラを放ちながら国木田が迫ってくる。

すると、退屈そうに棒キャンディーを口に含んでいた乱歩が、


「国木田、落ち着いて。敦に理由を言い訳をさせてあげな~」


と、珍しく助言をくれた。

言い訳という台詞が少々引っ掛かったが、助けてくれた乱歩にキラキラと眼差しを送る。目は口ほどに物を言う、とはこの事だろう。乱歩は敦と目が合うと、サッと目をそらし、机に置いてあった新聞を手に取った。

黒髪に隠れている耳は赤くなっていた。


「んん!!敦、言い訳を聞かせてもらおうか」


この甘ったるい空気を変えるため、咳払いをした国木田。乱歩からの視線が刺さるが、まぁそれは無視ということで。

敦が慌てたように口を開く。


「あ、えっと……その…………実は」


その時、


「敦くーーーーん!!会いに来たよ!!!!」


その言葉と同時に探偵社のドアが開く。

社員全員の目線が訪問者に集中した。その訪問者というのは、


「なっ…………!貴様はポートマフィアの!!」


「あはは~太宰治でーす!!」


ダブルピースをしながら自己紹介をする最少年ポートマフィア幹部。


「えぇ!?!ぽ、ポートマフィア?!?!」


今気が付いたかのように敦が叫ぶ。


「重要人物くらいは覚えろと言っただろ、敦!」


怒りを抑えるように万年筆を握る国木田。ミシミシと音を立て、もうじき折れるであろうそれを哀れに思う。

さて、感動の再開(一方的)の方はどう展開したのか。

現在、段階という言葉を忘れた太宰は、敦に膝まずいて花束を差し出している。これがどういう状況なのか説明がつかない。言うならばプロポーズ的な何かだろう。


「え……?何ですかこれ、ドッキリか何かですか?」


(だったらよかったのに……) 社員全員はそう思った。

今朝からの怒涛なハプニングに敦は少々疲れている。それ故、こんな発言に至ってしまった。


「そんな!酷い敦君……!」


まるで被害者かのように振る舞う太宰。被害者なのは敦、いや探偵社の方だ。

国木田はキリキリと痛む胃を上から抑えながら、太宰に帰るよう促す。

「此方は仕事があるんだ、太宰治、貴様は本部に帰れ」

「そうですよ太宰さん。もうお帰りになられたら……」

敦も続いて追い討ちをかける。

二人から、特に敦から責められた太宰は、駄々っ子の様に


「やだ!敦君から答えを聞く迄此処に居る!!」


と、ポートマフィア所属(最少年幹部)が言う。

出来ることなら現実逃避したい今日この頃。


「あぁ、もう!!結婚するから早く退いてください!!!!」


見て分かる、面倒臭そうな敦がこう宣言した。

そう、フラグが立ったのだ。社員全員はその事を察し、頭を抱える者が居れば、既に敦を取られるまいと、武器を構える者も居た。後者は主に鏡花のことだ。




敦の命運はいかに!


続く!!!!!!!

包帯巻きの美青年に愛されてます!

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