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fw視点です
「え……ふわっち?」
ひどい顔で俺を見つめるあきな
その瞳にはどんな俺が写ってるのだろうか
周りの視線が一気に俺らに集中する
ここを早く去りたい一心で俺はあきなの手を握って出口へと歩き出した
「ちょっ…ふわっち!学校!」
学校なんていまはどうでもいい
あきなからいろいろ声をかけられても、俺は返事ができない
そんなことしてる暇ない
「ねぇ!ふわっち!止まってってば!」
駅の近くの公園に来たときここで話すのがいいかな、とか考えてた
「ふわっち?どうしたの?しかも、こんな公園でさ…」
『…』
あきなには、分からんの?自分が今何をしようとしとったか
一番分かっとるやろ?
「怒ってる?」
『…』
「…ッ!分かんないよ!」
あきなから突然発せられた大きな声に驚く
『…怒ってる』
自分の口からでた言葉は思った以上に低く、冷たい声だった
あきなの怯えてる表情、今思えばこうして向き合ってみるのは初めてなのかも
「なんで?なんで怒ってるの?」
震えてるあきなの声
『なんでやと思う?』
「…わかんない」
『そっか』
『じゃあ、もうひとつ質問
なんで、死のうとした?』
「死のうとなんて、してないって…」
…あきなは嘘を着く時、必ず目線が右下に行く
それが今だ
俺らはどこで間違ったんやろうな…
付き合ってからもずっと、あきなはずっと距離を感じてたんじゃないか
『嘘なんてつかんでええ』
「嘘じゃないってば」
『そんなわけないやろ…あの状況をみられて、まだいいのがれできると思って…ッ』
「だから!死のうとなんてしないんだって!」
「全然…そんなことしようとしてないよ…」
そう、自分にいい聞かせるかのように呟いている
もっと、面と向かって話せてたら、変わったのかもな
『…話してくれへんのはなんで?』
『ずっと今まで、話してくれんかったのはなんでなん?』
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