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レベル2 近道 保志


水が水自体と俺の身体を勢いよく押し流している! もう、どこが床でどこが天井なのかもわからない! 轟音で耳が凄く痛い!

「……ッッ」

俺は呼吸もできずに水中で必死にもがいた。今では、水に押し流されて排水溝の中だ。様々な溺死体をなんとか避けながら、排水溝の奥まで流された。手当たり次第に手を仰いで酸素がある空間を探した。だが、どこが壁や天井や床なのかもわからないので何も手は当たらない。うう、鼻に水が入ってツーンと痛くて苦しいよ……。俺は内心「こんちくしょー」と思っていた。だから、ずっと気泡を大量に吐いては、目を開けていた。

けれど、目の前は大量の気泡と白くなった水で見えない。

だいぶ奥まで俺の身体が流されたな。

うっ、死ぬのか。俺……。その時、ドンッと身体が何かに当たって引っかかった。

「……ッ」

……やった!!


レベル3だ。


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