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るるくらげ
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保谷東
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はじめに
私が大学で出会った森田研究室。そこでは「森田塾」と言われる教育が存在した。参加するもしないも自由。全ては本人に任せられたその空間。
その場所を作った目的は「技術者」を育てる。というもの。
森田研究室を卒業していった人たちは今、社会で活躍している。
一人一役、良きリーダーは良きフォロワー。そして理系的な文系人、文系的な理系人。
この3つの言葉とその背景にある意味を見つけ出す。そのための「森田塾」
人を育てるということ、自分の過去を見つめなおすこと。
全ては未来に。
私が今現時点でこの時の出来事を1つの物語として書き起こしていること自体が、森田研究誌で学んだ稀有な縁でもあることに感謝をしつつ、これからの時代に向って進んで行く「未来の技術者」との出会いのきっかけになればいいなと、そう考えています。
作者 松下一成
この物語は私が入った大学で所属することになる「森田研究室」での実際の出来事をもとにした、
―大学の研究室で、僕がはじめてもらった役割。
将来のことなんて、正直よくわからなかった。
就活も、やりたいことも、自分が何に向いているのかも。
でも、大学のある研究室で、「君はこれをやってみない?」と言われて、
人生が少しだけ動き出した。
これは、まだ自分の役割を知らなかった学生が、
「役割」をもらって、少しずつ変わっていく話です。
というオートフィクションになります。
ここから先は大学とか研究室ってそもそもなに?ってことを書いてあります。
そもそも大学ってどんな場所?
大学には小中高のような「クラス」みたいなものはなく、基本的に個人単位の行動になります。ですが、同じ学部、同じ学科の人たちと出る授業は同じになることが多いので、それ自体が大きなクラスみたいなものになるのかもしれません。
それまでの高校生活では時間割が決められていて、始業式の日などに先生から渡された1週間の授業内容をそのままやっていくというものになるのですが、大学の場合は違って
「自分で授業を選択して申請する」ということが必要になります。
専門用語で言うと「履修申告」ってやつです。
この履修申告って言うのはつまり、1週間の時間割を決めるものであるのですが、その中で「必修科目」と呼ばれる授業があります。
必修科目の説明の前に、大学に入ったのであれば当然、卒業しなければいけないわけですが、じゃあどうしたら卒業になるのか?と言いますと、
「卒業を認めてもらう単位数を4年間で取得する事」になります。
単位。というのは半年間、授業に出て中間試験、期末試験みたいなものを受けて、先生が「あなたはちゃんとこの授業を受けましたし、理解しています」と認めてもらうと貰えるポイントみたいなものです。
大体になりますけど前期で20個、後期で20個。つまり1年間で40個の単位を認めてもらう。そして2年次も同じようにして40個、3年次も40個。すると3年間で「40×3=120」120単位を持っているということになります。
卒業に必要な単位数は学部、学科、そして大学によって違うのですが、私の場合は確か124単位だったような…16年前の記憶なので申し訳ありません。
そしてこの単位というのはつまり「履修申告出来る授業の数」によって増減します。
大学にはGPAと言われる成績基準みたいなものが有って、それのある数値を超えると次の半期は「取れる授業を増やすことが出来る」というモノがあります。
ようするに「単位もとれているし、評価も余裕だからもっと授業とってもいいよ」というモノです。
なので1年生の前期時点では20単位しか履修申告できないとしたとき、成績がいいと後期では28単位申請する事が出来る。みたいなことです。
すると1.2年生の時に単位を沢山とると、3年生後期で取る授業が少なくなり、1週間に授業が3つしかない。みたいなこともあり得ます。
でも、そうやっておかないと3年生の後期からは「就職活動」がはじまります。就職説明会などは割と平日にやることも多いのでその時に授業が入っていると「行きたくても行けない、就活の勉強が出来ない」ということになるわけです。
それで、必修科目についての説明なのですが、
履修申告する授業には「必修」というのがあって、これはどんなに他の単位が取れていて、卒業に必要な単位数に足りていたとしても、これを取れていないと学年が上がらなかったり、卒業できません。
例えば私は工学部の電気電子工学科だったのですが「電気工学実験」というのが必修科目にありました。こういう必修科目が大体3年後期まであるため、どんなに単位を前もってとっていたとしても3年生でもいくつか授業を取ることになります。
・研究室について
大学には「研究室」と呼ばれるものが存在します。大体の場合は教授の苗字をとって表されるのですが、この研究室は大学を卒業するために必要な「卒業研究」の単位を認定してもらうため、大学4年生になったら必ず入らないといけない場所になります。
これは理系、文系関係なく存在し、呼び方的にはゼミと言ったり、卒業研究、卒業論文、卒論、卒業課題などと表現されます。
私の大学の場合は卒業研究をして、卒業論文を書き、それを先生が認めてくれると晴れて「卒業研究」の単位を認定してもらえますし、もちろん、この単位は「必修」です。
で、この研究室活動というのは4年生の1年間、研究をすることになるので、言い換えると1年間所属する研究室。ということになりますし、この時点で単位が足りていない場合、研究生活の合間に授業にでなければならない。ということになります。
なので、物語は私が森田登教授がいる「森田研究室」に約1年間、所属したときに実際にやったことをもとにして描かれているということになるわけです。
・学部生と院生について
大学には大学院というものがあります。これは一体何なのか?というと
大学は4年制の場合当然、スムーズにいけば4年間で卒業とういう形になりますが、その時に称号を受け取ります。
それが「学士号」です。世間的に学歴を表す時「大卒」という表現をすることが多いと思うのですが、それはこの学士号を持っているかどうか。ということになります。
で、大学院と言うのは簡単に言うとその上の称号である「修士号」そして「博士号」を取るための場所になります。
大抵の場合は入った大学の大学院へ進学するのですが、この時に別の大学の大学院に進学するということもあります。もちろん、それに準じた試験も存在する形になります。
で、大学院へ進み、研究室の教授の指導の下に2年間研究をやり「修士論文」を書いてそれが認められると「修士号」を貰え、さらに研究をしたい場合はその後に3年間、今度は「博士論文」を書くことになります。
年齢的に考えてみると、大抵の場合は18歳で大学に入学し、21歳で卒業。で、修士をめざして進学した場合は23歳。その先、博士に道を進めると26歳で卒業。
つまり、大学院に行って博士号を取るためには9年間大学に在籍することになります。
じゃあそこまでやってどうなるのか?と言われると、これは一般論になるのですが、大学院で行うことは「専門分野の研究」になります。なので自分が選択した分野とっての「研究者」みたいな位置づけになるということ。
なので就職先も研究職みたいな場所へ行くことが多くなる感じです。
・なんでこんなことを書いたのか?
実は私自身、工業高校に入った時点では大学進学をするつもりはなく、就職しようと考えていたのですが、あることがきっかけで大学に行くことになりました。
ですが、私の周りでは「大学って・・・?」という感じ。田舎だったのもありますし、今みたいに気軽に色々検索できる環境でもなかったので、全く何も知らないまま大学進学をしたわけです。
「クラスとか担任の先生とかいないんでしょ?じゃあどんな場所なの?」みたいな気持ちで入学式を迎えたわけです。
そこで出会った森田研究室で学んだことは、結果として今私が物語を描くということのきっかけになっていて、そのスタートラインの物語。私のはじまりの物語なので、形にしたかったので、描きました。
この物語は今、更新している「ベランダにドラゴンが生えてきた」という物語が3/19に完結しますので、それからこちらの物語を掲載していこうと考えていますが、
何か気になることや聞いてみたいこと、掲載している作品についてありましたら、気軽にコメントを頂ければうれしいです。