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この物語は私が入った大学で所属することになる「森田研究室」での実際の出来事をもとにした、
―大学の研究室で、僕がはじめてもらった役割。
将来のことなんて、正直よくわからなかった。
就活も、やりたいことも、自分が何に向いているのかも。
でも、大学のある研究室で、「君はこれをやってみない?」と言われて、
人生が少しだけ動き出した。
これは、まだ自分の役割を知らなかった学生が、
「役割」をもらって、少しずつ変わっていく話です。
というオートフィクションになります。
ここから先は大学とか研究室ってそもそもなに?ってことを書いてあります。
そもそも大学ってどんな場所?
大学には小中高のような「クラス」みたいなものはなく、基本的に個人単位の行動になります。ですが、同じ学部、同じ学科の人たちと出る授業は同じになることが多いので、それ自体が大きなクラスみたいなものになるのかもしれません。
それまでの高校生活では時間割が決められていて、始業式の日などに先生から渡された1週間の授業内容をそのままやっていくというものになるのですが、大学の場合は違って
「自分で授業を選択して申請する」ということが必要になります。
専門用語で言うと「履修申告」ってやつです。
この履修申告って言うのはつまり、1週間の時間割を決めるものであるのですが、その中で「必修科目」と呼ばれる授業があります。
必修科目の説明の前に、大学に入ったのであれば当然、卒業しなければいけないわけですが、じゃあどうしたら卒業になるのか?と言いますと、
「卒業を認めてもらう単位数を4年間で取得する事」になります。
単位。というのは半年間、授業に出て中間試験、期末試験みたいなものを受けて、先生が「あなたはちゃんとこの授業を受けましたし、理解しています」と認めてもらうと貰えるポイントみたいなものです。
大体になりますけど前期で20個、後期で20個。つまり1年間で40個の単位を認めてもらう。そして2年次も同じようにして40個、3年次も40個。すると3年間で「40×3=120」120単位を持っているということになります。
卒業に必要な単位数は学部、学科、そして大学によって違うのですが、私の場合は確か124単位だったような…16年前の記憶なので申し訳ありません。
そしてこの単位というのはつまり「履修申告出来る授業の数」によって増減します。
大学にはGPAと言われる成績基準みたいなものが有って、それのある数値を超えると次の半期は「取れる授業を増やすことが出来る」というモノがあります。
ようするに「単位もとれているし、評価も余裕だからもっと授業とってもいいよ」というモノです。
なので1年生の前期時点では20単位しか履修申告できないとしたとき、成績がいいと後期では28単位申請する事が出来る。みたいなことです。
すると1.2年生の時に単位を沢山とると、3年生後期で取る授業が少なくなり、1週間に授業が3つしかない。みたいなこともあり得ます。
でも、そうやっておかないと3年生の後期からは「就職活動」がはじまります。就職説明会などは割と平日にやることも多いのでその時に授業が入っていると「行きたくても行けない、就活の勉強が出来ない」ということになるわけです。
それで、必修科目についての説明なのですが、
履修申告する授業には「必修」というのがあって、これはどんなに他の単位が取れていて、卒業に必要な単位数に足りていたとしても、これを取れていないと学年が上がらなかったり、卒業できません。
例えば私は工学部の電気電子工学科だったのですが「電気工学実験」というのが必修科目にありました。こういう必修科目が大体3年後期まであるため、どんなに単位を前もってとっていたとしても3年生でもいくつか授業を取ることになります。
・研究室について
大学には「研究室」と呼ばれるものが存在します。大体の場合は教授の苗字をとって表されるのですが、この研究室は大学を卒業するために必要な「卒業研究」の単位を認定してもらうため、大学4年生になったら必ず入らないといけない場所になります。
これは理系、文系関係なく存在し、呼び方的にはゼミと言ったり、卒業研究、卒業論文、卒論、卒業課題などと表現されます。
私の大学の場合は卒業研究をして、卒業論文を書き、それを先生が認めてくれると晴れて「卒業研究」の単位を認定してもらえますし、もちろん、この単位は「必修」です。
で、この研究室活動というのは4年生の1年間、研究をすることになるので、言い換えると1年間所属する研究室。ということになりますし、この時点で単位が足りていない場合、研究生活の合間に授業にでなければならない。ということになります。
なので、物語は私が森田登教授がいる「森田研究室」に約1年間、所属したときに実際にやったことをもとにして描かれているということになるわけです。
・なんでこんなことを書いたのか?
実は私自身、工業高校に入った時点では大学進学をするつもりはなく、就職しようと考えていたのですが、あることがきっかけで大学に行くことになりました。
ですが、私の周りでは「大学って・・・?」という感じ。田舎だったのもありますし、今みたいに気軽に色々検索できる環境でもなかったので、全く何も知らないまま大学進学をしたわけです。
「クラスとか担任の先生とかいないんでしょ?じゃあどんな場所なの?」みたいな気持ちで入学式を迎えたわけです。
そこで出会った森田研究室で学んだことは、結果として今私が物語を描くということのきっかけになっていて、そのスタートラインの物語。私のはじまりの物語なので、形にしたかったので、描きました。
この物語は今、更新している「ベランダにドラゴンが生えてきた」という物語が3/19に完結しますので、それからこちらの物語を掲載していこうと考えていますが、
何か気になることや聞いてみたいこと、掲載している作品についてありましたら、気軽にコメントを頂ければうれしいです。
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