テラーノベル
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は「ただいま〜…」
誰もいない部屋に響く自分の声。
お昼、食べよう。
手洗いうがいも忘れない私、偉すぎ。
おにぎりを食べながらスマホを開いてみる。
通知が3件。
雪【おうち帰れたー?】
かわいい。雪くんらしい。
【かえれたよ】っと。送信。
蒼【ちゃんと家に帰れた?大丈夫?】
【かえれたよ。同じこと雪くんも送ってきてたよ笑】 送信。
なにこの双子。私の保護者?
夕【今日は急いでてごめんね。
それで、来週の宿泊学習なんだけど、せっかくだから一緒に組みたいなって..
あと、その買い出しとかも週末行きたいなって思ってて…どうかな?】
おー!!!これは!!ぼっち回避!うれぴー。
【くもくも!嬉しいー!
確か男子3人女子3人の6人班だよね?
あと1人女の子いないかな?】
送信。
男子…どうしよう。とりあえず双子誘う?
みんな初めましてのクラスだし、せっかく仲良くなったし、いいよね?
ピコンッ
通知音が鳴る。
雪【良かったー!返事なくて心配してた!】
まあナンパあっちゃってたしな。
あ、そうだ。雪くんのが返事早かったし雪くんでいいか。
【もしよかったらさ、来週の宿泊学習、一緒に組まない?
こっちは今日の夕海とは組むことになってるんだけど…どうせ男子も誘わないとだし】
送信。
ピコンッ
夕【ありがとう!今日交流タイムの時に仲良くなった子がひとりいるから、その子でいいかな?樋口楓さんっていうんだけど】
樋口…楓…うーーーーーん。
まことに申し訳ないが、記憶にない。
ピコンッ
立て続けにもう1通返事がきた。
蒼【いま雪から聞いたよ。宿泊学習、絶対組もうね。
それで、相談なんだけど…凛も俺らと組むって言ってて…嫌じゃない?】
あー…涼風くん…。
【涼風くんが、嫌じゃないなら…聞いてみてもらえる?私は全然いいからね!】
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