そんな生活が暫く続いた
私がワースから離れる時は誰かに私の面倒を見てもらう時がほぼ多い…今回は……前回の続きだ
リン)アビス!
アビス)リンさん!?
リン)わ、ワースから…アビスの所に行くように……言われて…
アビス)まさかあの人…1人で面倒事を片付けるつもりじゃ……
リン)そ、そのつもり…だと思うけど……
アビスは溜息をつきアビスは私に向かって手招きをして来た
リン)??
アビスの傍に行くと逃げぬ様手を握られた
リン)んぅ……
アビス)?
リン)女苦手とか言っておきながら私は平気なんだな
アビス)あぁ……まぁ、慣れ…ですかねぇ笑
リン)??アビスは私を汚いって思わないの?
そう言うとアビスは目を丸くさせてしばらく考えた後首を傾げた
思った反応とは違い戸惑っているとアビスは「汚い…なんて思ったことはありません」と凄い平然とした顔で言い放った
リン)自分の体を売っていた女だよ…?なんで汚いって思わないの…?
アビス)綺麗じゃないですか、外見も内面も…全て
リン)????分からないな…汚れた体をどうして綺麗って言えるのか…
アビス)いいえ、綺麗じゃありません…誰がなんと言おうと私が「綺麗」と言えば綺麗なんです
リン)んぇ……
キョトンとしているとアビスが頭を撫でてくれた
アビス)ね?
リン)ッ///あーもう…好きにしたら…
アビス)??分かりました
そんな日が暫く続いた時…
オーター)ワースに全てあなたの面倒を見させるのは少し申し訳ないです
オーターに呼ばれオーターの部屋に来たらそんな話が切り出された
リン)??それで?
オーター)他の生徒、神覚者に貴方を護衛してもらいます
リン)何でそこまで?
オーター)好いた女性を全力で守るのは当たり前でしょう?
リン)あ、そっか(諦め)
オーター)そういう訳で未だイーストンに居るレインが主となってお前の面倒を見てもらう
レイン)俺!?
オーター)いいだろ、神覚者でイーストンにいるのはお前しか居ないんだからよ
レイン)わ、分かりましたよ…
なんというか…嫌そうな顔……まぁ、前の私しか知らないんだし…そりゃそうか、オーターはワースと兄弟だから話は知ってるのか…あれ、そうなるとレインもフィンが居るから話は知ってると思う…けど、あんまり知らないのかな…
リン)(まぁ、いいか…)