テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
深夜2時 廃病院正面玄関前
「これで全員揃ったみたいだね。
みんな今日は撮影会に参加してくれてとても感謝するよ」
そう口を開いたのは冥土くん。
僕と同い年でこの撮影会の主催者
「僕、お茶会があるって聞いて来たんだけど随分と変わったところで開かれるんだね」
1人状況が分かっていないのがこの4人の中で唯一の3年生、アヴィス先輩
好きなものは蜂蜜レモンらしい
「やだなぁ先輩。こんな所でお茶会なんて開かれると思ったんですか〜馬鹿ですか?馬鹿なんですね」
「殴っていい?こいつ」
アヴィス先輩を煽り倒しているのが2年生の山本先輩。
アヴィス先輩と山本先輩は親友らしいけど一度もそんな素振りは見たことない。
「まぁまぁそんな事より僕から差し入れがあるのだよ。」
「差し入れ?」
山本先輩に掴み掛かってたアヴィス先輩が首を傾げる
「冥土くんからの差し入れなんてろくなものじゃなさそうですね」
山本くんが苦笑して言う
それもそのはず冥土くんは趣味で薬を開発する結構ヤバい人
開発した薬を食べ物に忍ばせて人に食べさせている
はっきり言って犯罪
僕も何回か食べて寝込んだ。
「みんな言ってくれるじゃないか。僕はそんな危なっかしい物を作ったことはないのだよ」
唖然とする僕らを前に冥土くんは小さい3つの袋を取り出した
「はい差し入れなのだよ」
そう言われて手に乗せられたのは人の形をしたチョコレートのような物だけど、
「…なにこれ」
怪訝な顔をしたアヴィス先輩が冥土くんに問う
「人体模型型チョコレート」
「冥土くんらしいね」
「僕のチョコ右腕以外全部潰れてるんだけどどんな持ち方したらこうなるのさ」
「おやそんな危なっかしい持ち方してないのだよ」
「じゃあなんでこうなるんだよ、、」
「僕のは頭と胴体が綺麗に分かれてますね」
「紫苑くんのチョコもか。すまないね2人とも」
「山本くんのチョコは無事かい?」
「そうですね俺のは何処も欠損してないラッキーです」
「それはよかったのだよ」
「まぁ口に入れば一緒だし気にしなくていいよ見た目より味っていうし」
「そうですね」
「2人とも優しいね感謝するよ」
「とりあえず入らない?早く撮って早く帰りたいんだけど」
アヴィス先輩は口をもごもごさせながら開始を促す。どうやら潰れた胴体を食べたみたいだ
「そうだね。もう2時半だ撮影会を始めようか」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!