※ 現パロ
※ランドト
※BL
※下手
書き方変わってます。やっと小説らしくなった…。
「もうすぐ文化祭だから、クラスの出し物決めるぞー」
え、もうそんな時期?
高校生になってから月日が経ち、もう秋が来た。
出し物か、オレは…特に思い浮かばねぇな。
話し合いが始まってから、クラスメイトが次々と口を開く。
「お化け屋敷はどうかな、?」
「お化け…だと、?まぁ、驚かせる側ならいけなくも無い気がするが…」
「あ、そっかランス君はお化け苦手だもんね」
お化けが苦手だとかいう、シスコン野郎の此奴はクラスメイトのランス・クラウンだ。
此奴、顔がいいからって入学してからずっとチヤホヤされてやがる…。
“一応”此奴も含め一緒に仲良くしているヤツらがいるけどな、此奴だけはどうも気に食わねぇ。
「マッシュ君はどう?」
フィンはいつもこんな風に色々話を振ってくれる。唯一のまともな奴だ。
「シュークリーム屋さん」
…シュークリーム好きすぎだろ、マッシュ。
確かに、マッシュが作るシュークリームは店開けるぐらいに美味いけど。
「ドット君はどう?」
「え、オレ?あー、ド定番で言うとカフェとか? 」
「は…?お前の口からカフェとかいう洒落た言葉が出てくるのか」
「はぁ!?テメェ馬鹿にしてんのか!?」
「だってお前そんなキャラじゃねぇだろ」
「ま、まぁまぁ…」
「あ、あの…提案があるんですけど…」
ずっと黙っていたレモンちゃんが口を開いた。
「ドット君のカフェ、凄くいいと思うんです!」
「カフェだったらマッシュ君のシュークリームも売れるでしょうし」
確かになー。オレ、意外といい意見言ったんじゃね?
「でも、それだけじゃ物足りなくないですか、?」
「なので、コンセプトをつけるのはどうでしょう?」
あ、いわゆるコンカフェというやつか?
メイドカフェとかのやつ!?流石に女子たちがやるんだろうな。男子は裏方だろうよ。
「コンカフェとはちょっと違うかもしれませんが…例えば…、」
「BLカフェとか!」
あー、BLカフェねぇ。うん、びーえr…、
「はッ!?」
思わず大きい声が出ちまった。
「び、BL!?BLって、意味分かってるの!?」
そりゃフィンもそんな反応になるわ。
スカシピアスは何ら問題ねぇ顔してやがる 。
そうか、顔がいいと自分は周りから美しいものとして扱われるもんな…。
オレみてぇな平凡野郎が公の場で男とイチャイチャしてみれば、周りは発狂するだろうがよ!
クソッ、腹たってきたぁ…。
「びーえるって…、なに、?」
「男同士の恋愛のことだ」
「へー、そんなものがあるんですな」
「レモンちゃん、…マジで言ってんの?」
「私は大マジですよ!ドット君、嫌ですか?」
うっ、かわいい子に言われたら嫌とは言いにくいだろ。
おいおい、待ってくれよ。周りの女子たちも賛同し始めてるぞ。
「僕は、シュークリームがあれば何でもいいよ」
「俺も。別に嫌ではない」
「…えぇ、みんな同意なの、?まぁ、いいけどさぁ…」
「あとはドット君だけですよ!他の男子たちもいいって言ってました!」
え、こんなのもう半ば強制だろ。というか、オレ一人が拒否ったところで何も変わんないだろうし…。
「分かったって。いいよ、オレも別に眺める分には嫌じゃねぇし…」
「何言ってるんですか?ドット君も、キャストとして働くんですよ!!」
「はぁッ、!?いやいや、オレのBLなんか誰も需要ないでしょ、!」
レモンちゃん、マジで言ってんの?オレが人とイチャイチャしてるところなんて、誰が見てぇんだよ。オレは裏方でいいって。今回ばっかしは…。
「オレは裏方でいいでしょ、?レモンちゃん」
「ドット君。貴方は自分の需要の高さに気づいていないようですね…」
「裏方なんかには勿体ないんですよ!」
「普段、口が悪くてやんちゃと言いますか、そのような方が攻めに言い寄られて弱々しくなる!そんな受け、というのが需要高いんですよ」
ちょ、ちょっと待って。オレ普段そう思われてたの?
いやいやそれはどうでも良くて。問題なのは…
「待っ、待って。オレ、受けなの…、?」
寄りにもよって受けなのかよ。
「場合によっては、攻めになる時もあるかもしれませんが…」
「私の予想では、1番人気なカプはランス君とドット君な気がするんです!!」
は?てことはオレはあの、スカシピアスに攻められる可能性があるってこと!?
絶っっっ対無理。
「だから、貴方もキャストとして働くんですよ。ランス君」
「…俺も、か。まぁ、いいだろう」
「なんでテメェはそんなにスカせるんだ?あぁ!?」
いいと思う、という賛成の声が意外にも、 多くて…、というかほぼ全員が賛同して、文化祭の出し物はBLカフェというふうに、あっさり決まってしまった。
オレは何故かキャストとして裏方ではなく店前に出るように周りの女子たちに扇動され、仕方なく承諾した。つーか、承諾せざるを得なかった。
スカシピアスは『顔がいいし、店前に出るのは当たり前だよね』だと。
マッシュは『受けでも、攻めでも、かわいいよね』だと。
フィンは『もう、女の子でしょ。うん、ヒロインだよね』だと。
オレたちはみんな、キャストとして働くことになってしまった。
まだ連載が終わってない話があるのに、新連載を始めるバカがここにいます。
思いついたから、つい書いちゃった…。
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