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「塩レモンのお二人距離近いって言われてんぞ〜」
「え、なにで?」
「YouTubeのコメントで。めっちゃタイムスタンプついてる」
そういって勇斗から見せられた画面はこの間投稿したばっかりのもので。興奮混じりのコメントがたくさんついていた。
「え、まじじゃん…こんなことしてたっけ?」
「してるから残ったんだろ」
「まじかぁ…太智がよく絡んでくるなとは思ってたけど」
「これ見返すとさ、仁人も太智に絡みにいってんのよ。見てみ」
そうして自分のスマホで該当の動画をみる。
あー、この時は後ろ3人、前2人の並びのやつか。俺と太智が後ろで他3人が前。
俺がコールして各々好き勝手話し始めて企画の内容に入っていく。
それは5分くらいのところから始まる。だんだんと俺と太智の距離が近くなっていって二人で顔見合わせて笑ったり内緒話したり…とても動画で見せるものではなかった。
「まって…まじで嘘でしょ!?なんでこの動画アップした!?」
「いや〜動画の出来も良かったしお蔵にするのは勿体無いなって。あとどこ切り取っても君たちイチャイチャしてるからムカついちゃって。み!るきーずにもお裾分けしちゃおって」
テヘっ♡といつもの変顔をするもすぐに真面目なトーンに戻る勇斗。
「えー、コメント読み上げます」
『まって仁人くんと太智くんの距離近くなってない!?』
『塩レモン付き合い始めたんか?』
『8:15 ここの太ちゃんの仁人くん見つめる目優しすぎ…死んだ』
『なんか後ろの段初々しいカップルチャンネル始まった?』
『手繋いでる〜〜!!!』
『塩レモンが幸せならokです( ・ㅂ・)و ̑̑』
「まあそのほかにも色々きてます。…弁明はありますか?」
「…ありません……」
「どうしちゃったのさ〜今まで切替できてたじゃん」
「いや…この間俺倒れたじゃん。そこから太智過保護になっちゃって…それになんかスキンシップも多めになったから俺もそれに慣れちゃって…はぁ〜まじか!全然気づかなかった!!」
「こっからどうすんの?」
「帰って太智とちゃんと対策するわ…今回は別の動画の罰ゲームでした。でも行ける…気がする…」
「いやー!無理あるでしょ!」
「兎に角考える!俺もう帰るね!バイバイ!」
「はーい。じゃあね〜」
仁人が出ていった扉を眺めながら俺は次の動画も同じようなことになりそうだなぁと笑った。