執事達が消える理由

執事視点

主様が死んだ

死因は飛び降り自殺

主様の部屋の机には白と薄いピンク色の箱が一つ

箱の中身は私達一人一人に書いた手紙と、16個の手作りのミサンガ

ミサンガは私達一人一人の色で作られていました

そして自殺にした理由は親に自身を壊され生きる事が嫌になったから

彼処の世界が嫌になったなら私達の世界でずっと生きていて欲しかったです

言うならば､私達に依存してくださる程、染まる程､沢山甘やかしたのに……

私達はミサンガをずっと腕に付けています

主様が死んでから数日後､

新しい主様が二人来ました

お一人は澪様

容姿はオッドアイの黄色のロングヘア

(何故か写真を貼る事ができませんでした…容姿はご本人様のを見てください……   m(*_ _)m)

もう一人のお方は凛様

容姿は濃い青の目､薄い青のポニーテール

お二人は優しく､仕事の時はしっかりしていて､困った時は頼ってくれました

ですが私達が何時も思うのは､――様の事 ばかりです

――様の事を忘れはできません

そして数ヶ月後の昼､主様が姿を見せてくださったのです

………………

主様視点

屋敷で過ごして数ヶ月､初めて出会った    執事達と仲が深まり､

執事に何時も付けているミサンガについて質問して､初めて聞いた前主の話

その話を聞いて更に数ヶ月後､

ベリアンが消えた

廊下を歩いていたハウレスが

私達が部屋に居ない時に入ったベリアンを見たらしい

数時間後､ベリアンがまだ部屋から出て来ていない

部屋をノックしても応答が無い

失礼しますと一言､扉を開けた

その部屋にベリアンの姿は無かったと