大河駅で、僕は電車を待っていた
行く当てもなく
プウウウウン
キィー…
電車は僕の前にドアを見せて止まった
僕は乗り込んだ
電車の窓から見える津上街の光は美しい
ガタンガタン…ガタンガタン…
電車が揺れる音だけしか響いていなかった
僕は唯、外を見ていた
ずっと
僕は何時の間にか寝てしまった
ふと目を開けた
誰もいなかった
駅のホームに僕しかいなかった
僕は駅を確認した
大河駅だった
「ああ…なんてこった」
記憶を無くした僕はまた、電車を待っていた
コメント
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ループはすげえと云うことで