ワンクッション
⚠️アキデン (腐)
⚠️体調不良表現小さじ1杯
⚠️デンジ病んでます
⚠️主、TERROR初心者です🔰
それでもいい方は下へ進んで下さい!
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泣いて。少し落ち着いた時。
「……デンジ。」
「……?」
あー…やっぱ。早パイから名前呼ばれるのが好きだわ
「…ゆっくりでいいからな。」
「何年だって待つから。」
……あ、
いや。
今だ。
今だって。そう心が叫んでる。
震えた唇を堪えて、口を開いた。
「…あのさ。アキ」
「俺──────」
「アキの事、好きだ。」
「…え、」
「…あれだ…ホンキで。」
「…あ、でも。やっぱり、気持ち悪いよな。」
「スマン!忘れてくれ!」
頭をちょっとだけ下げた後、顔を上げた
アキが目の前にいた。
気付いたその瞬間
息が出来なくなった。
いや。正確には口を塞がれたが正しい。
塞いでいるのがアキの唇ってのは数秒後にやっと分かった。
「…チュ、レロ…」
「…ん、ぅ…」
元々口が緩かった俺は抵抗する暇もなくすぐ舌を入れられた。
そのまま口の中を荒らされる様に舌を動かされる。
「む…んぅ…」
……抵抗する気もなかったけど。
今までは。ゲロの味だったり舌食いちぎられたりしてたけど……
今回は。すっごく甘かった。
甘さの中には先程の煙草のほろ苦さが残っていて。
それもまたとても良かった。
頭がフワフワする。
先程の頭痛を上書きするように。
「…んー!」
やばい。もう無理だ。
出来ればこのままで居たかったけれど。俺の息が持たない。
アキの背中をトントンとした
「っふー…、はー…、」
「デンジ。」
「俺も好きだ。」
あ、……
フワリと。意識が飛んでしまいそうだった。
幸せすぎて。
この瞬間で。身体につっかえていた何もかもがぬりりと溶けだすように抜けていった。
また。目に涙が溜まってきた。
あれ…こんな涙脆いっけ?
あぁ……そっか。アキと、パワ子と、皆と出会って。
ちょっと。変わったのかもしれない。
「俺…ずっとずっと伝えらんなくて…!
突き放されちゃうんじゃって、怖くて…、」
ぎゅっと、抱き締められた。
「…すまない。」
何で、?
アキが謝るの…?
それは言葉に出ていなかった
でも。アキは察したように微笑んだ。
「俺も。デンジが好きだ。でも。
デンジの悩みに気が付けなかった。」
「……だから。……本当に、すまない、……」
「…ううん…、こちらこそ、隠してスマン…」
──────もうずっと。このままでいいって。
そう思えた。
日を跨いで一時間経った頃。
ようやく俺らは抱き締めるのを辞めた
「これからは……もう無理するなよ。」
「もしも。何かあった時は───」
【俺が、居るから。】
「…ははっ、カッコつけんなよ〜。」
「はぁ?!」
「……まぁいい。明日早いからもう寝ろ。」
「……え〜。」
「……何だよ。」
「ベロチューしといて…それ?」
「…はぁ。」
アキは大きく溜息をついた
「ちょっとだけだからな。」
アキにソファーに押し倒された
「へへ…恋人記念〜。」
「…はぁ…本当。今回だけだからな。」
アキとデンジの夜はまだ続く───
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あとがき?
ここまで読んでくださった皆様!!
ありがとうございました!!ほんと!!
初めて小説書きましたが…難しいですね…。
またいつか短編書こうと思います( ᐛ )و
後日談は気分で投稿します
ちなみに4話のその後は要望あれば出します
てなわけで!!
また次回作会いましょう!