テラーノベル
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白国が滅んでXX年後のこと…
(あの頃から随分と人員が増えた….。でも、増えただけじゃ感情は戻らない…)
感情を探すために戦争まで起こしたのに。そう考えながら自室へ向かう。
その時、後ろから焦った様子の望月さんの声がした。
「朝比奈さん、!大変です…!」
「反対側の場所に新しい組織が…?」
今日も白い花が咲き誇る柵の向こうを見る。毎日続けていたおかげか、癖になってしまった。
「やあ。もうここには慣れたかな?東雲くん」
何百年も聞いている声なのに嫌気がさす。後ろを振り返れば案の定、神代がいた。が、それよりもオレを呼ぶ時の名に腹が立った。
「その名前で呼ぶなっつってんだろ。慣れるもなにももう何百年もいんだよ。慣れてなきゃおかしいだろ」
「その割には僕に懐いてくれないじゃないか」
「誰がお前に懐くか。つい最近も庭爆破させてボスに怒られてたくせに」
こいつは数日前『これは僕の素晴らしい発明品だ✨』とかなんとかいって庭に穴を開けた。まるで隕石が降った後みたいな。もちろん怒られたが、これは日常茶飯事なので多分またやる。
「痛いところをついてくるねぇ…。ところで君は知っているかい?この場所の反対側に白百合の組織ができたらしいよ」
「あ”?、……関係ねぇよ、オレには」
またいつものようにからかってくる。が、今日はなんだか落ち着いていた。
「そうかい?たしか目撃者の情報によると…左右で髪色が違う背丈の長い男がいたとかなんだとか…」
「は、?」
「あぁ、いや、君には関係のない話だね。まあいたところで柵があるから入ってはこれないだろうけど」
「おい、ちょっと待て。髪色が違うって、」
「…夜空のような色と空のような色だった、と言っていたよ。じゃあ僕はこれで」
髪色が違う背高な男なんて…まるで”あいつ”みたいじゃないか。
「…クソッ…!」
まさか、な。
コメント
1件
わ、わ、好き!!!大好きです!!!!あ、なるほどそういうことだったんですね納得です!!