僕のおじぃちゃん
僕のおじぃちゃんは、先日亡くなった。
僕のおばぁちゃんによると、最期幸せそうな顔で亡くなったそうだ。
おじぃちゃんは、最期身体中の全部の息を吐くように1度深呼吸みたいなのをしたらしい
そこから、心臓が動いてないことがわかって、救急車を呼んだり人工呼吸、心臓マッサージなどを行った。
救急車が到着して運ばれた。病院でお医者さんに言われたんだ。
「血管収縮薬をするか」と、おばぁちゃんは考えたが、生き返ってもしんどいだけと考え医者に大丈夫ですと断った。
4月おじぃちゃんは病院で亡くなった。
あまり好きじゃないおじぃちゃんだったから別になんとも思わなかった。
僕はおじぃちゃんが亡くなった実感があまりにも薄かった。
葬式の日僕は何も思わずに葬式場に向かった。僕は、おじぃちゃんが亡くなって寂しいとか、悲しいとかは考えず、泣くのかな…泣かないかなと考えるだけだった。
葬式が始まり、ずっとお坊さんのお経を聴くだけでとても退屈としか考えれなかった。
退屈なお経が終わり、おじぃちゃんが霊柩車というのに乗せられた時、そこで初めて泣いた。
なんだろうか、泣きたいと思ったり悲しかったりと思わないのに、何故か涙が勝手に出てくる。止めようと思っても止めれない。霊柩車が行く。その時涙が信じられないほど出たその時自分がどんだけ醜い顔をしているのか、当然わかっていた、人に見られたくない。
火葬場に運ばれた頃には涙が止まっていた。
僕は初めての火葬場で少しドキドキしていたんだ。火葬場は白くとても綺麗なところだったな。僕は、最期に鶴を家族全員分つくって桶に入れてあげた。来世ではこんなしんどい思いさせたくない。僕のおじいちゃんは、1回だけこんなことを言ったんだ。
「もう俺は海に落ちて死んでやる」とね、
その時本当に辛かったんだと思ったよ、、天国、来世などでは、幸せでいい人生をおくらせたい、なんだって、大好きなおじぃちゃんだからね。
そしてそんなことを考えてたらもう火葬の時間が近づいてきた。
また、僕は涙が溢れ返っちゃったよ。
僕は、初めてあんなに泣いたと思う、言葉にできないぐらい泣いた。
骨拾いの時、僕はその時初めておじぃちゃんがなくなったと実感した。
大好きだったおじぃちゃん。
久しぶりに顔をよく見た気がするよ。
もう、会えないしたいことも出来ない、昔のことを思い出すだけで涙が出るよ。
もう少し一緒にいたかったな。
本当に大好きだったよ。
※実話です。
初めてです、甘く見てください
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!