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第27話 ちゃんと見てるよ
**【じゃぱたつ注意!結構じゃぱたつです!】
**
文化祭が終わって、数日が経った。
学校はすっかりいつもの雰囲気に戻っていた。
廊下に飾られていた文化祭の装飾もなくなって。
教室に残っていた看板も片付けられて。
あれだけ賑やかだった数日間が、まるで夢だったみたいだった。
でも――。
俺には、最近ちょっと気になることがある。
💚「あははは!」
🐸「じゃぱぱさん、それ絶対おかしいって!」
💚「いやいや、ほんとだって!」
休み時間。
廊下で俺はシヴァさんと話していた。
くだらない話。
どうでもいい話。
そんな話で笑っていると――。
💛「…………」
少し離れたところに、たっつんがいた。
たっつんはこっちを見ている。
……ような気がする。
💛「…………」
俺と目が合う。
すると――。
たっつんは、すぐに目を逸らした。
💚「……?」
俺は首を傾げる。
たっつんは何か言いたそうにしている。
でも。
俺がシヴァさんと話しているのを見ると、何も言わずに教室へ戻っていった。
何事もなかったかのように。
💚「……たっつん?」
声をかけようとした。
でも、その前にシヴァさんが話しかけてくる。
🐸「でさー!」
💚「あ、うん!」
俺はまた話に戻った。
だけど。
なんとなく気になって。
もう一度、たっつんを見る。
たっつんは机に向かっていた。
でも。
シャーペンは全く動いていなかった。
――なんだろ。
最近、たっつん。
ちょっと変じゃない?
*
放課後。
廊下を歩いているとゆあんくんとうりりんに会った。
❤️「あ、じゃぱぱとたっつん!」
🖤「じゃぱさんとたっつんさんじゃん」
💚「お!ゆあんくんにうりりん!」
💛「あー、うん、文化祭ぶり!」
うりりんとゆあんくんと話していると、
💛「ごめん!俺先に部室行く!」
💚「え?」
たっつんは走って先に行ってしまった。
💚「待ってよー!じゃ、うりりん、ゆあんくん部活頑張って!」
🖤「う、うん」
❤️「たっつんどうした?」
俺はなんでも相談部の部室へ向かった。
#からぴち
まい
204
123
💚「たっつーん!」
ガラッ。
扉を開ける。
💚「おつかれー!」
💛「……うん」
💚「……」
……あれ?
いつもなら、
「遅いわ!」
とか、
「今日は何するん?」
とか。
なんか一言くらい返ってくるのに。
今日は。
💛「……」
たっつんは机に座ったまま。
こっちを見ただけだった。
💚「……たっつん?」
💛「ん?」
💚「今日なんか変?」
💛「別に」
💚「そっか」
俺は自分の席に座る。
……。
……。
静か。
💚「…………」
💛「…………」
なんか。
やっぱり変。
💚「ねえ」
💛「ん?」
💚「なんか最近、俺に対して冷たくない!?」
💛「えっ?」
たっつんが顔を上げる。
💚「最近さ!」
💛「……」
💚「中学に入ったくらいからずっと冷たかったけど……」
💛「おい」
💚「さらに冷たくなった!」
💛「……」
💚「ねぇ、なんで!?」
💛「うっ……」
たっつんが目を逸らす。
💛「別に……?」
💚「俺なんかした?」
💛「じゃぱぱがなんかしたわけやないんやけど…」
💚「もしかして、ついに呆れられた!?」
💛「いや、もとから呆れてるけど……」
💚「ひどっ!!」
💛「……」
💚「じゃあなんで?」
💛「……」
💚「ねぇ?」
💛「…………」
💚「たっつーん?」
俺はたっつんのほうへ近づく。
💛「……何」
💚「教えてよ〜」
💛「……」
💚「なんで冷たいの?」
💛「……別に」
💚「絶対なんかあるじゃん!」
💛「ないって」
💚「ある!」
💛「ない!」
💚「ある!」
💛「ない!」
💚「じゃあなんで、俺がシヴァさんと話してるときずっとこっち見てたの?ゆあんくんとうりりんと話してる時先に行ったの?」
💛「……」
たっつんが固まる。
💚「ほら!」
💛「……なんもない」
💚「なんかある!」
💛「……」
💚「なんか話そうとしてた?」
💛「……してへん」
💚「じゃあなんで?」
💛「…えっと…いや…その…」
なんか言い訳してる。
💚「ねぇ〜?」
俺はさらに近づく。
💛「へ!?ちょっ、ちょっと…その……近い…です」
💚「たっつんが教えてくれないからじゃん!」
💛「……」
また黙りこんじゃうたっつん。
💚「なに?笑」
💛「それは……その……」
💚「うん」
💛「うわぁ…」
たっつんの顔が少し赤くなる。
💚「なんでなの?笑」
💛「笑うな!」
💚「教えてよ〜いいじゃーん」
💛「分かった分かった…言うから…あの…」
💚「うん」
💛「……えぇっとぉ……」
💚「うん?」
💛「……秘密!!」
💚「えっ!?」
たっつんが立ち上がって、部室の出口へ走る。
💚「あぁ!!逃げんな!!」
💛「逃げてへん!」
💚「逃げてるじゃん!」
俺も追いかける。
壁際にたっつんを追い込む。
壁に手をつき逃げ道をふさぐ。
💚「逃げないでって。なんでなの?」
💛「うぁ……」
たっつんは耳まで真っ赤になっていた。
💛「……もうええやろ!」
💚「よくない!」
💛「なんでそこまで気になるん!?」
💚「だって!」
俺はたっつんを見る。
💚「俺、たっつんに嫌われたのかと思ったんだもん」
💛「……」
たっつんの表情が止まる。
💚「だからちゃんと教えてよ」
💛「…………」
しばらく黙ったあと。
💛「……嫌いなわけないやろ」
💚「じゃあなんで?」
💛「……」
💚「たっつん?」
💛「……最近」
💚「うん」
💛「じゃぱぱが……」
💚「俺?やっぱなんかした?」
💛「…………から…。」
💚「え?なんて?」
💛「もう言わへん!!」
💚「気になる〜!!俺幼馴染だよね!?教えてくれたって良くない!?俺に秘密はなしでしょ?」
💛「そんな無茶な…」
たっつんが視線をそらす。
💚「視線そらさない!」
俺はたっつんのほっぺを両手で挟み無理やりこっちを向かせる。
💛「へ…ちょ…っと……」
ガチャ。ノックもなしに誰かが入ってきた。
❤️「じゃぱぱー?たっつ…ん…?……」
💛「へっ!?」
💚「あ…」
❤️「…ん?……え?…」
ゆあんくんが俺とたっつんを交互に見る。
❤️「………お邪魔しました?」
💚「あーあー!行かないで!」
❤️「え?」
💚「ちょっとゆあんくん聞いてー!」
❤️「俺、巻き添え?」
💛「来なくていい来なくていい!!!」
ゆあんくんが中へ入ってくる
❤️「休憩時間に顔出しに来たんだけど……どういう状況?え?じゃぱぱが…たっつんに…キスを迫って…?」
💛「ちゃうわ!!」
💚「聞いてよ〜なんかさー、たっつんが俺に隠し事してるみたいでさ!」
❤️「……あー」
なにか察した様子で、ゆあんくんがたっつんを見る。
❤️「で、でもまあ、ほら、隠し事くらい普通にあるもんじゃない?」
💚「いやいや!」
俺は胸を張る。
💚「俺はすべてをたっつんに話してるんだよ!?」
❤️「えー……」
💚「それなのにも関わらず、たっつんったら……」
ゆあんくんが短く息を吐く。
❤️「……めんどくさっ」
💚「今めんどくさいって言った?」
❤️「言ってない言ってない!」
💛「…………」
💚「ねぇ、どうなのたっつん?」
💛「……」
💚「最近俺がなに?」
💛「……」
💚「なんて?」
💛「……最近……」
💚「うん」
💛「最近……じゃぱぱが……」
💚「うん」
💛「……ほかの人とばっか仲良くしてるし……」
💚「……」
❤️「…あーね。…やっぱり嫉妬?」
💛「いやっ……!」
たっつんが真っ赤になって否定する。
💛「そうじゃ…なくてっ……!」
💚「うん」
💛「……」
たっつんが俯く。
💛「……俺のことなんて、見てないのかなって思って……」
💚「……」
俺はたっつんを見る。
💚「俺、たっつんのことめっちゃ見てるけど?」
💛「……へ!?」
💚「だって毎日一緒に学校行ってるじゃん!それにおんなじクラスだし…なんでも相談部もしてるし!!」
💛「そういうことじゃない…」
たっつんがその場にへたり込む。
💚「だってさ、たっつんって面白いし」
💛「……」
💚「一緒にいると楽しいし」
💛「……」
❤️「じゃぱぱ…お前ほんとにだめだな。」
💚「だから、ちゃんと見てるよ?ほら!」
俺はしゃがんでたっつんと目線を合わせる
💛「…………」
たっつんの顔が、どんどん赤くなっていく。
💚「逆でしょ!たっつんが目をそらしてくるんじゃん?」
❤️「あ、照れてる」
💛「…………」
💚「たっつーん?」
💛「……」
💚「生きてる?」
💛「…………」
❤️「完全に処理落ちしてるね」
💚「え?」
💛「……もう……ほんま……」
たっつんは両手で顔を隠した。
俺はよく分からないけど、
とりあえずたっつんの隣に座る。
💚「でもさ」
💛「……何」
💚「これからは、たっつんしか見ないからさ!ね?」
💛「……へ…」
💚「だから、そんな冷たくしないでよ」
💛「…………うん。ごめんね」
小さな声。
でも。
さっきより、少しだけ優しい声だった。
それから少しだけ笑った。
――結局。
たっつんがなんであんなに冷たかったのか。
俺には、まだよく分からなかった。
ただ。
たっつんが少しだけ笑ってくれたから。
それでいいかな、と思った。
たっつんはまだ顔を赤くしたまま、俯いていた。
たっつんはやっぱり最近変だ。
でも。
まあ。
元気そうだし。
そのうちいつものたっつんに戻るかな。
たっつんは――。
しばらく、顔を上げられなかった。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
今回はじゃぱたつメインでした!
たっつんがかわいすぎて笑
それと、小説がここまでしか完成してなくて笑第28話急いで書きます!
♡100いく頃には完成してるはずです!多分
次回 第28話 ?? ♡100↑
コメント
3件
グハァッ、ゲホッゲホッ、、、なんちゃって!本当になってるけど、、、尊いの暴力ですね~前回オッケーもらったのでこちらの方で描いときます!
ゆきさん、第27話読みました! たっつんの「最近じゃぱぱが他の人とばっか仲良くしてるし…」のとこ、切なくて胸がぎゅっとなりました…。でも最後の「ちゃんと見てるよ」に対するたっつんの反応が可愛すぎて、思わずにやけてしまいました。ゆあんくんの「めんどくさっ」もツボです(笑)。たっつんが嫉妬してたのかな、と感じさせる伏線の積み方も好きでした。次回も楽しみにしてます!