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第28話 All Hallows’ Eve!
(めっちゃちょっとじゃぱのあです)
10月31日。
今日は、ハロウィン。
朝から学校中がいつもとは少し違う雰囲気に包まれていた。
💚「おはよー!」
教室に入った瞬間、じゃぱぱは思わず足を止めた。
💚「……え?」
教室のあちこちに、オレンジ色の飾りや黒い画用紙で作られたコウモリが飾られている。
💛「今日ハロウィンやからな!」
たっつんが楽しそうに言った。
💚「いや、それは知ってるけど……」
💛「じゃあなんでそんな顔してんねん。」
💚「だって学校でハロウィンやるなんて聞いてない!」
💛「昨日、生徒会からプリント配られてたやろ。」
💚「……見てない。」
💛「お前なぁ……。」
たっつんが呆れたようにため息をつく。
* * *
放課後。
❤️「じゃぱぱ!たっつん!」
後ろから声がした。
💚「あ、ゆあんくん!のあちゃん!」
🩷「こんにちはー!」
のあちゃんとゆあんくんだった。
二人とも、いつもより少しだけハロウィンらしい格好をしている。
💛「二人とも仮装してる!」
🩷「ちょっとだけですよ。」
❤️「俺は仮装っていうか、帽子だけ!」
ゆあんくんが頭に乗せた小さな帽子を指差す。
💚「かわいいじゃん!」
❤️「でしょ?」
❤️「じゃぱぱも何か着ければ?」
💚「え?」
のあちゃんが笑う。
🩷「今日は放課後、生徒会主催のハロウィンイベントがあるんですよ。」
💛「あー、そういえばそんなのあったな。」
❤️「それでね!」
ゆあんくんが突然、俺たちの前に一枚の紙を出した。
❤️「生徒会長のもふ先輩からなんでも相談部に伝えといてって言ってたやつ!」
💛「え?なに?」
❤️「相談部、今日これ手伝ってほしいんだって!」
💛「……なんでも相談部が?」
❤️「うん!」
紙には、生徒会からのお願いが書かれていた。
――『ハロウィンイベントのお菓子配布、および校内イベントのお手伝い。』
💚「なんでも相談部なのに、お菓子配り?」
💛「まあ……なんでも相談部やからな。」
たっつんが紙を見ながら苦笑する。
💛「なんでもって便利やなぁ。」
💚「よし!じゃあ、やろう!」
💛「切り替え早っ。」
こうして、俺たちは放課後のハロウィンイベントを手伝うことになった。
* * *
放課後。
🖤「Trick or Treat!」
🩵「あー!うりさんズルいです!!」
🐸「喧嘩すんなって笑」
🤍「Trick or Treat!」
💚「はい、お菓子どうぞー!」
校内を歩きながら、お菓子を配っていく。
💛「じゃぱぱ、そっちのお菓子なくなりそう!」
💚「えっ、もう!?」
💛「補充してきて!」
💚「了解!」
🧡「たっつん先輩、お菓子ください!」
💛「はいはい!」
🧡「チョコ!チョコください!」
思っていたよりずっと忙しい。
でも、楽しかった。
廊下を歩けば、仮装した生徒たちとすれ違う。
魔女。
吸血鬼。
ゾンビ。
中には、何の仮装なのか全然分からない人までいる。
💚「……ねぇねぇ、あれなんだと思う?」
💛「知らん。」
💚「たっつん、分かる?」
💛「俺に聞くな!笑」
三人で笑いながら歩いていると、
🩷「じゃぱぱさん!」
のあちゃんに呼び止められた。
💚「どうした?」
🩷「あの……ちょっと相談があるんです。」
💚「相談!?」
🩷「相談っていうか質問…?みたいな。」
俺は思わず反応した。
💚「相談部の出番だ!」
🩷「そんな大げさにしなくても……。」
のあちゃんが少し恥ずかしそうに俯く。
🩷「実は……私、この格好……変じゃないですか?」
💚「え?」
俺たちは、のあちゃんを見る。
今日ののあちゃんは、黒いリボンに小さな帽子。
いつもより少しだけハロウィンらしい格好だ。
💚「全然変じゃないよ!」
💛「むしろ似合ってるやん。」
💚「うんうん!かわいい!」
🩷「……ほんとですか?」
💚「ほんとほんと!」
俺が笑うと、のあちゃんも少し安心したように笑った。
🩷「よかった……。」
💚「なんで急にそんなこと思ったの?」
🩷「みんな本格的な仮装してるなーって思って……。」
💛「あー。」
🩷「私のは地味かなって。」
💚「そんなことないよ。」
俺は首を横に振った。
💚「ハロウィンって、仮装のすごさを競うものじゃないでしょ?」
🩷「……!」
💚「楽しんだ人が一番じゃん!」
🩷「じゃぱぱさん……。」
💚「それに、のあちゃんが楽しそうなら、それでいいと思うよ。」
のあちゃんは少し驚いた顔をしたあと、ふっと笑った。
頬が赤かった。
🩷「……ありがとうございます。」
💚「どういたしまして!」
💚「じゃ、相談解決!」
たっつんが横から言う。
💛「相談部らしいことできたな笑」
💚「でしょ?」
💛「まあ、お菓子配って女の子の仮装褒めてるだけやけどな。」
💚「そんなこと言わないでよ!」
三人で笑う。
* * *
❤️「俺もTrick or Treat!」
💚「はい、お菓子!」
❤️「やったー!」
🩷「Trick or Treat!!」
💛「クッキーあげる」
気づけば、外はすっかり暗くなっていた。
最後の仕事を終えて、俺たちは校庭に集まる。
そこでは、生徒会が用意した小さなハロウィンイベントが行われていた。
💚「うわー!すご!」
💛「結構ちゃんとしてるな。」
たくさんの生徒が集まっている。
笑い声が聞こえる。
お菓子を交換している人もいる。
仮装した人たちが写真を撮っている。
💜「あ!じゃぱぱとたっつん!」
💛「もふくん!」
💜「ちゃんと配ってくれてるんだ、ありがとう。」
💚「もちろん!だって俺たちは―なんでも解決するからね!」
💜「はは、それは頼もしいな。」
💛「まあ、そうやな」
たっつんが小さく、でもどこか嬉しそうに笑った。
* * *
💚「今年のハロウィン、楽しかったね!」
俺が言うと、
💛「まだ終わってへんぞ。」
たっつんが笑った。
💚「そうだね!」
俺は空を見上げる。
少し冷たい風が吹いていた。
でも、不思議と寒くはなかった。
💛「…でも、終わりたくないな。」
💚「……終わりたくない?」
たっつんがそんなこと言うなんて珍しい。
💛「ずっとみんなと一緒にいたいのに。」
💚「あ……。」
そうだ。
たっつんが明るいから忘れてたけど、この子はすごい寂しがりなんだ。
小さい頃からずっと。
💚「まあ、明日も学校あるじゃん?」
💛「……まぁ、確かに。」
俺は笑った。
💚「絶対来てね!」
いつもと少し違う一日。
でも、それはきっと――
あとから思い出したときに、懐かしくなる一日になるんだと思う。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
ごめんなさい!昨日寝落ちしました!!
めっちゃちょっとだけじゃぱのあです。
今回はハロウィン編ということで、わいわいお菓子を配っていました…が、次回は少しちがう雰囲気です。
第29話 君なんて大嫌い!! ♡100↑
#からぴち
まい
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コメント
5件
あの、、、たつ子ちゃんってウィッグつけてますか?
面白かったです~!毎日楽しみにしてます!頑張って下さい、応援してます!
第28話、ハロウィン編すごく楽しかったです!🎃 教室の飾りつけから一気に日常が浮かび上がって、みんなの会話のテンポが心地よかった。特にたっつんの「終わりたくないな」は、いつも明るいキャラの素顔が見えた気がして胸にきました。のあちゃんの“変じゃないですか?”相談も、じゃぱぱの「楽しんだ人が一番」って答えがすごく優しくて好きです。明日も学校あるよ、って笑い合える温かさがぎゅっと詰まった回でした!