TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


ガチャッ・・・

突然部屋にひとつしかない鉄のドアが開かれる。すまない先生は痛む体に鞭を打ち、生徒を庇うように前に出る。

「よぉ、俺の事覚えているよな?」

と、ボスであるその男はニヤニヤとしながら入ってくる。

「・・・お前、確か村を襲っていた盗賊の・・・!何故ここに?」

「あの後脱獄してきたんだよ。ったく、お前らのせいで俺の計画はぱぁだよ」

と、男はすまない先生達を睨みつける。それに負けじと、すまない先生も睨んだ。

「そもそも、君たちが村人を襲う方が悪いだろ。女子供まで殺して、金品を盗むほうが」

すると、男の逆鱗に触れたのか、男はすまない先生の頬を思いっきり殴り飛ばす。

「ッ!」

「「「すまない先生!!」」」

男は殴り飛ばされたすまない先生の青い横髪を掴み、引っ張った。

「いっ!!」

「うるせぇなぁ、そもそも、お前らが邪魔さえしなければ俺は捕まんなかったんだよ。お前らのせいだ。」

そう憎悪に満ちた目ですまない先生をにらむ。すまない先生はぐっと奥歯を噛み締めていると、

ジジッ

『──大変です!ボス!!』

「あ?なんだ?」

『──へ、変な子供達が・・・ひいっ!?来るな来るなッ・・・うわぁぁああああっ!!!』 ブチッ

「おい!何があった!?おい!!」

男はそう繋がらなくなったトランシーバに向かって叫ぶ。すると、

ガコンッ

と、鉄のドアが吹っ飛んだ。物理的に。

皆が目を丸くしていると、そこには、真っ白な髪の少年と、緑髪をハーフツインにしている少女。銀髪の少女、3人が入ってきた。

「あ?なんだ?このガキども」

「・・・!ミツキくんに、ギョクちゃん、それに、オトちゃん?」

そうすまない先生はどうしてここにと言うような瞳で3人を見た。

「・・・」

ふと、ギョクとミツキの目が座っており、オトは苦笑していた。

「な、なんだよ!!てか、お前らどっからッ」

すると、男の腕が飛んだ。男の片腕が地面に転がる。

「ぎっ・・・!ぎゃぁぁあああああっ!!!」

男はすまない先生の横髪から手を離す。そして、地面にのたうち回る。いや、そんなことより、すまない先生は、とある光景に目を丸くした。

──ギョクの持っている武器は、かつて母が使っていた、“八咫鏡”だ。

「な、なんで、君が?」

すると、男が殺意を持った目でギョクを睨みつけた。

「て、てめぇ、この糞ガキ!」

すると、男の目と鼻の先に、剣先を向けた。

「ひ、ひぃっ!!」

男は思わず怖気付く。その剣を向けているのはミツキだ。

「・・・僕の大事な妹に、そんな汚い目で睨むな。目を抉るぞ」

と、ミツキは剣先を男の目と鼻の先に突きつける。男は恐怖のあまり震えていた。

すまない先生は、その雰囲気が変わったミツキにも驚いたが、何より驚いたのが、

──ミツキの持つ剣は、父が使っていた、そして今は、自分が使っている“草薙剣”だった。 ミツキは草薙剣を男に向け、“紫色の瞳”で男をにらむ。

ふと、ブラックは首を傾げた。

(・・・おや?・・・彼、目は“青”では無かったでしょうか?)

ブラックは疑問に思っていると、

「はいはい、ミツキ、ストーップ」

パチンッと、指を鳴らすと、静電気みたいな小さな雷がミツキの体を走る。

「いっだぁ!?」

「頭冷えた?」

「頭冷やすの水でいいじゃん!!酷くない!?」

「酷くない。ほっといたらその人確実に殺す気だったでしょ?」

「だって〜」

「だってじゃない」

と、オトがミツキを止めた。男はミツキの殺気により、泡を吹いて気絶した。よく見ると、ミツキの瞳も紫色から青色になっていた。

(・・・私の気のせいでしょうか)

と、ブラックはあまり気にしなかった。

「すまない先生、怪我は?」

「う、うん、大丈夫・・・」

と、突然ギョクがすまない先生の服を上に引っ張りあげる。お腹の部分が赤く火傷のようになっていた。それを見たギョクはじっとすまない先生を見た。

「・・・嘘つき」

「あ、あはははは・・・」

ジト目でみるギョクに対し、すまない先生は苦笑した。はぁとため息をこぼすギョク。だが、ギョクの瞳には呆れなどという色ではなく、どことなく優しげに、そして懐かしそうな瞳に、すまない先生は首を傾げたのだった。

「さ、帰りましょ?多分、トキ達ここ爆弾セットしてるので」

「よーっし!!早く帰ろう!!」

と、みんなは慌ててその場から逃げ出した。

未来英雄 未来からの来訪者

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

16

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚